院内報
こあら通信 第339号 July 2026
看護学校 学生実習
新学期も落ち着きを取り戻し、夏休みももうすぐという頃になりました。この時期、横田小児科医院ではおだわら看護専門学校の学生の小児科実習を受け入れています。看護学校の小児科実習は、以前は病棟で入院患者さんを中心に行われていました。しかし、入院する子どもの数が減って病棟だけでは実習が難しくなり、また外来での看護がより大切になって、15年以上前からクリニックでの実習が始まりました。
来院される皆様には実習にご協力いただき感謝いたします。子どもたちの物珍しそうな顔を見るのも一つの楽しみです。実習では、外来で診るいろいろな病気を勉強してもらうことも大切ですが、小児科の外来医療に興味を持ってもらうことがより大事だと考えています。病気は学校の授業で習いますが、覚えた知識が実際の診療でどのように生かされているのかを考えてみる場になってほしいと思います。
さて、看護師養成の現場は大変なことになっています。看護師を希望する学生が激減しているのです。以前は安定した需要があり給料も良かったのですが、今は他の職種との差がなくなり新型コロナパンデミックもあって、「きつい」「きたない」「きけん」の3Kの仕事と言われるようになっていることが原因の一つです。子どもの減少、大学の看護学部への進学希望も加わって、看護専門学校の運営はどこも苦しい状態が続いています。
4月からNHKの朝の連続ドラマ「風 薫る」が始まっています。日本で初めて西洋医学の看護師になった女性たちの話です。看護師というと医師の手伝いをする人と思われがちですが、そういう面もある一方、患者さんをよく「看て」人間として丸ごと「護る」という、医学とは違った一面もある職業です。そのことが、ドラマの中で少しずつ語られているのですが、皆さんもそのことに気づいてくれると嬉しいです。このドラマをきっかけに看護を目指す若者が増えてくれればと願っています。
(院長)

