横田小児科医院

院内報

こあら通信 第317号 September 2024

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キズは乾かさない

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キズは乾かさない

ケガをした時どのような処置していますか?傷口を消毒しガーゼなどで覆い傷口を乾燥させることが一般的な処置とされてきました。この処置は「傷は消毒しガーゼで覆い乾燥させ創感染を防ぐ」というところからきているようです。しかし、かさぶたができると気になってはがしてしまったり、痒くてかいてしまうことで傷の治りが遅くなることがあります。 近年、傷口を早くきれいに治す方法として「湿潤療法(うるおい療法)」を勧めています。湿潤療法とは、傷口を潤った状態を保つことで、早くきれいに痛みもなく治すことができる治療法です。まず傷口についた血液や砂などの異物は、流水できれいに洗い流します。消毒は必要ありません。(消毒はバイ菌だけでなく傷ついた組織にダメージを与えたりするため使用しません)洗った後はきれいなタオルなどで水分を拭き取り保護パッド(被覆材(ひふくざい))で覆い傷口が潤った状態を作ります。傷ができると浸出液という体液が出てきます。浸出液は、傷が治るのに必要な細胞を増やしたり、活発に働くようにする役割があります。傷口が乾燥すると浸出液は固まってしまい本来の役割を果たせなくなるので、潤った状態を保つことが早くきれいに治すコツです。 保護パッドは、ドラッグストアやインターネットで購入できます。専用の保護パッドがない場合、ワセリンを傷口に塗りその上からラップで覆うことで湿潤療法ができます。ワセリンまたは保護パッドは、毎日交換(1~2回/日)しましょう。傷口が熱をもっている、赤く腫れてきたなどの症状がある場合は、かかりつけを受診しましょう。 看護師 小長谷友規子

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インフルエンザ予防接種の予約は9月中旬以後開始する予定です。詳細は本HPでご案内いたします。お電話ではご予約はお取りしません。Web予約のご利用をお願いいたします。

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