院内報
こあら通信 第314号 June 2024
目次
成功体験
成功体験
新学期から2ヶ月が経ち、子ども達は新しい環境や生活リズムに少しずつ慣れてきた頃でしょうか。
昨年産まれた長女が早くも8ヶ月になりました。なかなか寝返りをしなかったのですが、先月やっとできるようになりました。たまたま1回成功したのかと思ったのですが、その日のうちに何度も何度も寝返りをして、むしろそれまでできなかったのが不思議に思うくらいでした。
この4月に1年生になった次男は、不安で仕方なかった1人の登下校もできるようになり、つい先日は1人で電車に乗って目的地で降りることができました。できることが増えて自信がついてきているのがわかります。
3年生の長男は、週に2回サッカーの朝練に行っていますが、先月から自分で目覚ましをかけて起きる約束をして今成功が続いています。
この数ヶ月で子ども達の成長をたくさん目にして、『成功体験』が大事だということを改めて感じています。成功を体験すると自信が出て、自己肯定感が高まります。またそれが原動力になって新たな挑戦ができるようになります。
子どもの成功体験は親も嬉しいものです。親が喜ぶと子どもも嬉しくなりさらに“やってみよう!”と思う気持ちが高まります。だから一緒に成功を喜んで共感することも大切だと感じています。
先日、長く夜尿症で通院していた患者さんに久しぶりに外来で会いました。今年中学1年生になったお子さんですが、昨年度受験をして志望校に受かったとのこと。その後、本人に自信がついたようで、長かった夜尿がピタッとなくなったそうです。嬉しいニュースでした。
次男が通っていた保育園の理事長先生が、卒園式の時にお話してくださった言葉を思い出しました。『花が咲く時期がそれぞれ違うように、子ども達もそれぞれ成長する時期が違います。その子の成長を見守ってください。』と。
無限大の可能性を秘めている子ども達の成長が楽しみです。(泰道麗菜)