横田小児科医院

院内報

こあら通信 第293号 Sep 2022

目次

・夏休みと学会
・手足口病
・インフルエンザワクチン接種
・待合室インフォメーション

夏休みと学会

 暑かった夏も終わり、新学期が始まりました。COVID-19はまだ多いですが、減少の兆しが見えてきたように感じます。すでに感染した人も多く、普通のかぜの一つとして考えてよい時期がまもなくやってきそうにも思います。個人や会社の考え方もあるものの、病気にかからないために生きているわけではないことを、今一度考えてみることも必要です。

 そんな中、日本外来小児科学会の年次集会が福岡で開催されスタッフと一緒に参加してきました。昨年は開催されたものの現地参加者は多くありませんでしたが、今年はかなりの数の参加者がありました。久しぶりに多くの友人と再会し、有意義な講演を直に聴くことができました。大々的な懇親会は開かれませんでしたが、それでも多くの人と話をすることができました。学会に参加すると広い視野で小児科のことを考えることができ、仕事に対する意欲が高められるのが大きな成果です。

 この学会とは、創設の準備期間であった1988年からの付き合いです。最初から学会の理事を続け、2012年には横浜で年次集会の会頭も務めました。最近の6年間は理事長を務めてきましたが、70歳になったので今回で退任しました。この学会に関わってきたからこそ今の自分があり、新しい知識を診療に生かすことができたと思っています。役職は外れましたが、これからも学会の活動を見守っていきたいと思っています。

 皆さんは夏休みをどう過ごしたでしょうか。私たちは孫4人を連れて沖縄を旅行しました。初めて宮古島にも行き、エメラルドブルーの海ときれいな熱帯魚を堪能し、外国へ旅行してきたような気持ちでした。子どもたちの心に残る思い出になってくれればと願っています。

手足口病

プール熱・ヘルパンギーナ・手足口病は、三大夏風邪と呼ばれています。中でも今年は首都圏を中心に「手足口病」が3年ぶりに流行しています。患者のほとんどは小児で、5歳未満が80%を占めています。まれに大人も感染することがあります。
手足口病は、「コクサッキーウイルス」や「エコーウイルス」・「エンテロウイルス」による複数の感染症で、基本的には予後が良好な病気です。
感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染)で、感染して3~5日後に、口の中・手のひら・足の裏や甲に水疱性の発疹がでます(時に膝・肘・お尻にでることもある。回復後1~2か月後に、爪が割れたり剝がれることもある)。手足口全ての症状が揃うとは限りません。発熱は全体の約1/3にみられますが、今年は高熱から始まるものが多い印象です。手足口病に効く薬はなく、対症療法となります。症状が回復しても、ウイルスは口や便などから約2~4週間排出されるといわれています。排泄物処理後の手洗い・消毒をする、タオルや食器を共有しないなど感染対策をしましょう。
登園・登校は、熱がなく(1日解熱している)元気で食事が取れるようになればかまわないとされています。

   
インフルエンザワクチン接種

インフルエンザワクチンの接種を10月1日から開始します。予約は9月12日(月)18時からWEB予約のみ受付けます。今年は新型コロナの対応で、電話が大変つながりにくくなっていますので電話での予約はお受けできません。WEB予約にご協力をお願いいたします。

① インフルエンザ接種のみご予約の方
(小児コロナワクチン以外との同時接種は可能です)
小学校3年生までのお子さまは2回接種が必要です。2回目が必要な場合は、必ず1回目の予約と同時に、4週間以上の間隔をあけて2回目もおとりください。
接種対象:生後6か月以上のお子様と保護者の方
接種回数:小学生までは2回接種
(ただしここ数年で接種歴のある4年生以上のお子さまは1回接種)
接種料金:1回目4,000円
(3歳未満のお子さまは3,600円)
     2回目2,600円
ワクチン接種は、横田先生とれいな先生が担当します。担当医師は当日までわかりませんのでご了承ください。
② 小児コロナワクチン(5歳~11歳)とインフルエンザの同時接種をご予約の方
今年度は別枠で接種時間を設けます。この時間は、小児コロナワクチンとインフルエンザの同時接種以外はできませんのでご注意ください。
この枠では1回目の予約をおとりいただければ2回目の予約は3週間後の同時刻を当院でおとりします。1回目のご予約の際には、予約日の前2週間以内に他の予防接種をしていないことを確認してください。
★すでに新型コロナウィルスに罹患した方は罹患から3か月位の期間をあけての接種をお勧めしています。
★10月以降は小児コロナワクチンの単独の接種は行いません。

待合室インフォメーション

今月展示中の絵 作者:佐藤玲奈さん

2021年よりアールドヴィーヴルを利用している佐藤さんは、創作に対する意欲が衰えることはありません。絵によってマーカーや色鉛筆、絵の具など様々な画材を使い分けて描いています。とくにモザイク画のようにカラフルに動物・風景を塗り分ける作品は、佐藤さんの代表的な表現です。佐藤さんの作品はリース作品として小田原市内の店舗や施設に多く展示されています。アトリエではスタッフや利用者さんとの会話や農作業など日々を楽しんでいる様子がうかがえます。

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〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
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TEL 0465-34-0666
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