院内報
こあら通信 第236号 December 2017
目次
・反抗期
・母乳育児アンケート
・休日夜間診療所情報
・お知らせ
反抗期
急に気温が下がって、真冬を思わせる日が訪れるようになりました。熱を出す子も多くなり、初冬に流行るノロウイルスの胃腸炎も増えてきそうな気配です。
娘が診療の手伝いに来てくれるようになり、２歳４ヶ月になる孫と会う機会が増えてきました。調子にのると驚くほどおしゃべりで、なかなかのひょうきん者です。とても可愛いのですが、問題は自己主張が強くなっていることです。
どんなときでも自分を前面に押し出して、自分がいることを主張します。先日テレビを見ていて、「ご飯だからテレビを消そうね」といわれてもぐずぐずしているので、母親にテレビを消されてしまいました。案の定とても腹をたてて大泣きしたのですが、テレビを見られなくなったから泣いたのではなく、自分でテレビのスイッチを切りたかったというのです。もう一度テレビをつけて、自分で消したらすぐに機嫌は直りました。ご飯を食べるときにも、自分で食べると言い張ることもよくあり、気に入らないものはぜったいに食べません。
同じような光景はクリニックでもよく出会います。自分がやろうとしたことが妨げられると、必ずそれに反発して自分の力を誇示しようとします。このような状態を「反抗期」と呼んでいます。お母さんはこのような態度を嫌ったり心配したりしますが、これがこの時期の子どもです。伸びようとする力を認めて、軽く受け流していくくらいの心構えがよいのです。
以前に子どもの社会性の発達について講義を受けたとき、「話してわからない」ところが「話をすればわかる」ところを上回っているのが子どもだと教わりました。子ども心は理解し難いものですが、やはり子どもは可愛いと思います。
母乳育児アンケート
今年８月に母乳育児について院内でアンケート調査を行いました。今回は１か月児から１１か月児までのお母さん方５１名にご協力をいただきました。その結果をご報告します。お忙しい中ご協力ありがとうございました。
① 母乳・ミルク・混合栄養について
母乳とミルクを使用して育児をしているお母さんは約半分ずつでした。グラフにはありませんが特に２０代で第１子子育て中のお母さんはミルクを使用している割合が比較的高いことがわかりました。
② 母乳育児の不安について（不安の多かった順）
・卒乳の時期
・体重増加不良
・母乳の栄養面が大丈夫か
・乳腺炎のおっぱいトラブル
その他に、保育園に入園にするにあたり母乳からミルクへの移行の仕方がわからない、離乳食の時期になっても母乳の回数が減らないという不安もありました。
③ 不安の相談場所
不安がある時や困ったときにお母さんたちが最も利用しているのは、年代に関係なくインターネットでした。次いで、保健センター、友人の順となりました。今回のアンケートでは、残念ながら小児科での相談は少ないことがわかりました。これからはお母さん達が安心して母乳や育児について相談できるよう努めていきたいと思います。お困りの事がありましたら遠慮なくスタッフに声をおかけください。
休日夜間診療所情報
１２月２８日（木）午後から１月５日（金）までは年末年始のお休みとなります。診察が必要な方は休日夜間診療所をご利用ください。
小田原市休日夜間急患診療所 ☎0465－47－0823 小田原市酒匂2－32－16保健センター１F
夜間診療：【診療科目】－内科・小児科 診療日・受付時間－（平日）19：00－22：00（土曜・日曜・休日）18：00－22：00
休日診療：【診療科目】－内科・小児科・耳鼻咽頭科 診療日・受付時間－（日曜・休日・年末年始（12/29～1/3））8：30-11：30、13：00-15：30 眼科―12/30、1/2 8：30-11：30、13：00-15：30
足柄上地区休日急患診療所 ☎0465－83－1800 開成町吉田島580
診療科目-内科・小児科 診療日・時間-（日曜・休日・年末年始（12/30～1/3））9：30-12：00、13：00-16：00
