院内報
こあら通信 第206号 June 2015
目次
・病児保育開始から1年
・おもちゃ講演会
・ホームケア 「水いぼ・とびひ」
・病児保育室より
・スタッフ紹介
・待合室Information
・お知らせ
・編集後記
病児保育開始から1年
梅雨入りも間近です。今年もツバメがクリニックの駐車場に巣を作り始めました。昨年7月に始めた病児保育室JAMBO!も間もなく1年を迎えようとしています。新たな取り組みの経過を、反省も込めて振り返ってみたいと思います。
預けたいという保護者の方がどの程度いらっしゃるのかが、まずは気がかりでした。利用者ゼロという日も最初はたくさんありましたが、最近では利用者の数は1日平均2名くらいに増えてきました。6名の定員なので、余裕はまだじゅうぶんあります。数が増えれば良いというわけではありません。お母さんが休みを取りやすい、実家が近くで預かってもらえるというような環境が、この地域にはあるのかもしれません。それはそれで良いことですが、まだ病児保育室のことをご存知ない方も多いかもしれません。今年度から小田原市に加え、南足柄市のお子さんもお預かりすることができるようになりましたので、行政の方々にも協力していただき、病児保育室がどんなものか知っていただければと考えています。
病児保育を始めて感じることは、お預かりした子どもやそのご家族との距離が近づいたということです。昼間の間ずっと子どもといっしょにいると、子どもの新たな面が見えてくることもありますし、病気の変化もよくわかるようになります。家族の一員のような感じです。この事業を始めて一番嬉しいのは、利用された方々から感謝の言葉をいただく時です。子どもも気に入って、何回もご利用いただいている方もいます。まだまだ勉強し改善していかなくてはならないことも多いですが、安心してお子さんを預けていただけるよう、スタッフ一同頑張っていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
おもちゃ講演会
病児保育室「JAMBO!」開設1周年を記念しておもちゃ講演会を開催します。
日 時 6月23日(火曜日)10:00~11:30
場 所 病児保育室「JAMBO!」2階
定 員 18名
原則予約制です。参加申し込みは医院受付までご連絡ください。講演会場への入室は大人の方のみにさせていただきます。託児は相談に応じますので ご希望の方は申し込み時に受付までお知らせください。
ホームケア 「水いぼ・とびひ」
もうすぐ、保育園や学校でプール開きとなる季節ですね。プールや水遊びなどの肌が触れ合う機会が多いと心配される水いぼ、とびひについてお話します。
水いぼは、直径1~3mmのつやつやした白っぽいいぼで、ウイルスによる良性のいぼです。いぼそのものは痛みやかゆみはなく、全身への影響もありません。主に肌と肌とが触れ合うことでうつりますが、その他タオルや浮き輪などの物を介して感染することもあります。伝染力は強くありません。水いぼがあっても本人には特別問題はなく、放っておいても6~24ヶ月で自然に治ります。
塩素が入っているプールの水でうつることはありませんのでプール遊びを禁止する必要はありません。感染が心配ならTシャツなどを着て直接肌と肌が触れ合わないようにすればよいでしょう。
とびひは、湿疹、あせも、すり傷、虫刺されなどをかきこわし、その傷に細菌が感染しておこります。強いかゆみがあります。水疱が破れると浸出液が飛んで他へ移ります。ジクジクしたり浸出液がでてきたら、早めに受診しましょう。治療は、抗生剤の内服薬と塗り薬を使います。
看護師:竹田
スタッフ紹介
4月から入職した看護師2人の紹介です。
看護師 松井幸恵
5月から新しくスタッフに加わった看護師の松井です。出産、育児のため仕事を退職し専業主婦をしていました。子供が保育園に入園するにあたり横田小児科医院で働かせてもらうことになりました。住まいは小田原駅前で夫と子供2人(3歳、10か月)の4人で暮らしています。勤務以外の日は、子連れで診察に通うまだまだ新米ママです。お母さんたちと一緒に子育てを楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。
看護師 井上美和
はじめまして。この度働かせていただくことになりました看護師の井上です。開成町に在住で、趣味が筋トレの夫、多感なお年頃の高2、中3の娘、9歳のゴールデンレトリバー(♀)の5人家族です。小児看護に携わりたいと看護師になりはや○○年。子どもが小さい間他科もいろいろ経験しましたが、やっと念願通り小児科にたどりつくことができました。子育てに悩みや不安はつきものですが、来院される皆様が少しでも安心して育児に向かえるようにサポートさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
待合室Information 「おもちゃ講演会」
講師はドクスピール社の平野美由紀(★)さんです。カラフルな木の積み木やスロープのおもちゃ、診察室でおなじみのカタカタ人形など、院内のあちこちでお子さんが(たまにお父さんお母さんも!)楽しんで遊んでいただいている多くのおもちゃはこちらの平野さんからアドバイスを頂いて医院にやってきています。赤ちゃんの時から長いお付きあいになるおもちゃですが、材質、用途等たくさんありすぎて何を選べばよいのか悩ましい思いをもたれているかたも多くいらっしゃると思います。子どもにとって良いおもちゃの選び方をお話ししてもらいます。小学校高学年のお子さまをお持ちのかたまで対象のお話しです。ぜひご参加ください。
★DocSpiel(ドクスピール)
http://www.docspiel.com/
代表取締役:おもちゃコンサルタント 平野 美由紀
小児歯科勤務の後おもちゃコンサルタント資格を取得。現在福岡市南区で店舗を構え、例年日本外来小児科学会年次集会にも参加し、全国の小児科医院や歯科医院に子どもが飽きずに楽しめるおもちゃと待合室づくりを提案しています。
お知らせ
1. 今月のアレルギー外来(安戸先生)は、6月27日(土)の予定です。1か月前から予約をお受けします。ご希望の方は、受付までお問い合わせください。
2. 7月で病児保育室JAMBO!開設から1年になります。来月のこあら通信ではJAMBO!特集を予定しています。アンケートも行いますのでご協力をお願いします。
編集後記
本号をお手にとっていただく時には関東地方も梅雨入りしているでしょうか?雨の日だからできること!雨の日でないとできないこと!…考え、見方をかえるとたくさんあるかもしれませんね。当院契約の駐車場がオーナーさんのご厚意できれいに舗装されました。もう雨が降っても水たまりができることはありません。お足元を気にされることなくご来院いただければと思います。