横田小児科医院

院内報

こあら通信 第265号 May 2020

目次

・緊急事態宣言と小田原市長選挙
・子どもの睡眠
・コロナウィルス感染防止にご協力を
・おっぱい教室 ~離乳食編~

緊急事態宣言と小田原市長選挙

 4月7日の緊急事態宣言とともに世の中は一変しました。密閉、密集、密接を避けることが示され、人が集まるイベントはすべて中止となり、学校や幼稚園もゴールデンウィーク明けまでお休みになっています。

 子ども達のストレスも強くなり、家庭内暴力が増えていると心配もされています。新しい感染者数も減少する傾向が見え始めており、早く通常の生活に戻ってほしいと願っています。もちろん命や健康は一番大切なものですが、新型コロナウイルス感染症がどのように拡がっているのかはっきり見えていません。無症状、あるいは極めて軽い症状で終わってしまっている人もかなりありそうだという報告もあります。少なくとも今の日本では、健康な子どもや成人が亡くなることはかなり少ないと考えられます。

 お年寄りなどは依然防御が必要だと思いますが、子ども達の生活は少しずつ元へ戻していくことも必要なのではないかと考えています。私たちは病気にならないためだけに生きているわけではありません。社会活動の制限が及ぼす影響は、感染症以上に重大かもしれません。流行が簡単に治まるとは思えませんが、私たちが新型コロナウイルスにどう対応するかは、少しずつ変わっていくのではないでしょうか。

 こんな状況の中でいよいよ小田原市長選挙が行われます。市民の関心が新型コロナウイルスに向けられ、市長選挙があることすら忘れられているかのような状況が心配です。今回は小田原の将来の鍵を握る大切な選挙です。私は小田原の未来のため、守屋てるひこ候補者を応援しています。ぜひ彼の唱える政策に耳を傾けてほしいと願っています。

子どもの睡眠

新型コロナの影響で、登校や登園が自粛となり自宅で過ごす日々が長く続いています。

子どもの生活リズムが崩れていませんか?起床時間や就寝時間が遅くなっていませんか?

子どもの脳には生体時計があります。生体時計の1日は25時間といわれています。無意識のうちに朝の光を浴びることで毎日生体時計の周期を短くし地球時間(24時間)に合わせます。

日本の小・中・高校生は、世界的にみても夜更かしをしていることで有名です。夜更かしすることにより睡眠不足を招きます。夜更かしの原因の一つにスマホの使用もあります。スマホ画面からのブルーライトは、昼間の太陽光に含まれていて、目を通し脳内の体内時計に作用し日中であると認識させてしまいます。「夜にスマホを見る」、「布団の中で見ている」などは睡眠にとって悪影響を与え睡眠不足につながります。睡眠不足習慣が長引くと、学業成績・運動能力などに悪影響を及ぼすことがわかってきました。学童期に必要な睡眠時間は、9~11時間が望ましいとされています。早く寝るにはどうすればいいでしょう。「早起き・早寝」を始めてみましょう。1~2週間続けると、体内時計は徐々に朝方に変っていき、早起きさせた分早く寝るようになっていきます。

質の良い睡眠をとることで活発な日常生活が送れます。子どもだけでなく家族全員で生活習慣を見直してみませんか?

コロナウィルス感染防止にご協力を

1. 診療体制が変更になります

コロナウィルス感染対策として当院では予防接種・健診と一般診療を時間的、空間的に分けるよう徹底を図っていきたいと思います。それに伴い、当面の間二診体制はとらず、横田先生、れいな先生いずれかで診療を行っていきます。予防接種の曜日、時間帯にも変更がありますのでご注意ください。(おもての予定表をご覧ください。)どうしても都合がつかない等、ご相談があるときは受付までご連絡ください。なお、担当は予告なく変更することがあります。また、れいな先生、安藤先生のアレルギー外来はお休みです。

2. 電話診察ができます

現在の社会情勢から病院への受診を悩まれる皆様のために電話診察を受け付けます(当院かかりつけの患者様にかぎります)。一度受付にお電話をください。改めてお時間をご案内します。

3. おすすめHP

日本小児科学会HPの「子どもの新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」と、神奈川県医師会のHPに掲載されている「神奈川県民の皆様へ」というメッセージを紹介させていただきます。当たり前だった毎日がそうではなくなり、テレビやSNSから流れてくる多くの情報に誰もが不安を抱えて日々を送っていると思います。このような中で新型コロナウィルスについて、正しい情報をわかりやすく伝えてくれるメッセージになっていて、読み終えると少し胸のつかえが軽くなった気がしました。ぜひ読んでみてください。

おっぱい教室 ~離乳食編~

離乳食をはじめて「あまり食べてくれない」、「嫌がる」、「すぐに飽きて立ち上がってしまう」などの悩みはありませんか?食事は食べさせるものではなく子ども自身が食べるものです。まずは食事の環境を整えてあげましょう。お家で次のことをチェックしてみませんか?

① 誰かと一緒に笑顔で食事が出来ていますか?
② 生活リズム(早寝早起き・食事の時間・うんちの時間)が出来ていますか?
③ 食事のときにほどよい空腹になっていますか?(食事の間隔が2.5~3時間あいている・体を使って遊ぶ・空腹になり過ぎていない)
④ お子さまに合った食事の内容・形態ですか?
⑤ テレビやおもちゃなど気の散るものが周りにありませんか?

「おっぱい教室」ではおっぱいのことだけではなく、他の保護者の方と一緒に離乳食についての不安や心配な事を話す時間も設けています。開催時はぜひご利用ください。何よりお子さまの身長体重が成長曲線に沿って増えていくことが大切です。離乳食・身長・体重のことなど医院でも相談できます。気になるときはスタッフまで気軽に声をかけて下さい。

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