横田小児科医院

院内報

こあら通信 第192号 April 2014

目次

・新しいステージへ
・4月から木曜日午後担当 渡辺 博 先生 紹介
・ヨコピー講座 「受診する時・・」
・お知らせ
・編集後記

新しいステージ

 3月の卒業式に続き、4月は旅立ちの季節です。卒業を迎え久しぶりに来院した患者さんから、入学試験に合格したという報告を受けることが時々あります。子どもたちの嬉しそうな顔を見るのは、小児科医の醍醐味の1つでもあります。

 横田小児科医院も夏から病児保育を始める予定で、新しい体制作りに動き出します。未知の世界に挑戦することになり、今は期待と不安の入り混じった複雑な心境です。お子さんが急に病気になったとき、ご両親やご家族の都合でどうしても面倒をみることができないということがありますが、そのようなときにお子さんを預かるという事業です。全国的にはこのような事業がかなり進んでいる地域もある一方、この神奈川県西部ではわずかしか行われていません。日本外来小児科学会の友人達が熱心に取り組んでいるのを見て、いつか関わりたいと思っていましたが、運良く条件が整い実現することになりました。安心して子どもを預けられるよう、スタッフ一同頑張って準備を進めています。

 また、小田原医師会も新しい会館が市立病院前に完成し、医師会事務局と高等看護専門学校、市の福祉施設がこの中に入ります。名称は「おだわら総合医療福祉会館」。私が開業した20年くらい前から検討されていて、建設を正式に表明してからも8年の歳月が流れました。苦しいこと、難しいこともたくさんありましたので、医師会の喜びもひとしおです。看護学校の運営はたいへんですが、この地域の医療を守るために看護師養成は不可欠なものです。地域の方々の健康を守るため、行政と協力してこれからも事業を進めていきます。皆さんにも医師会の事業に関心を持っていただけると嬉しいです。

 さて、桜のつぼみもだいぶ膨らんでもうすぐ咲きはじめます。子どもたちも期待に胸を膨らませているはずです。一方、新しいことが始まるので、喜びと同時にストレスも増える季節でもあります。早寝・早起きを実践し、生活リズムをこわさないように注意してください。家族の過度の期待も重荷になります。園や学校も、楽しくなければ子どものためになりません。まずは楽しく、健康な生活を心がけたいものです。

4月から木曜日午後担当 渡辺 博 先生 紹介

 毎週木曜日の外来に出ている渡辺です。横田小児科医院には平成13年頃よりお世話になっています。

 出身の大学は東京大学で横田先生の3年後輩になります。卒業後横田先生と同じ東京大学小児科に入局しました。最初の1年は大学勤務でその後しばらく関連病院をまわったり一時留学したりしていました。

 横田先生とご縁ができたのは平成5年に、それまで横田先生が部長を務められていた新宿百人町にある社会保険中央総合病院小児科に、先生の後任として赴任することになった頃からだと思います。その頃からは機会あるたびにいろんなことを教えていただいたり遊んでもらったりとお世話になっています。

 現在、私は川崎市高津区(東急田園都市線高津駅前)にある帝京大学医学部附属溝口病院小児科に勤めています。4年前に着任し、最初の頃は医師数の関係で入院病棟が開けなかったのですが、約2年前に入院病棟を開くことができるようになりました。私以外のスタッフには血液腫瘍専門の者、免疫・アレルギー専門の者、感染症専門の者などいてみんなで協力しながら診療を続けています。

 私の専門は総合小児科、予防接種、小児保健です。予防接種は社会保険中央総合病院にいたころから深く関わるようになりました。いきなり医師向けの解説書を書いたりして今から思えば無茶なことをしたものですが、そのおかげで、今もときどき予防接種の解説を書いたり講演会でお話しさせてもらったりしています。予防接種に関してはしょっちゅういろいろ調べていますので、たいていの事にはお答えできると思います。疑問などお持ちの方はお気軽におたずねください。

 小児保健に関しては医師になってすぐの頃、約2年間NICU(新生児集中治療室)に勤務していたことの影響もあり、以前から乳幼児健診は力を入れてやっています。先輩とのご縁で上智社会福祉専門学校保育士科の小児保健の授業を担当することになり、こちらは始めてからすでに15年余りになります。育児相談でもお役に立てることが多いと思いますのでご利用ください。

 現代の日本はインターネット全盛で、病気のこと、予防接種のこと、子育てのことも情報があふれています。しかしお気づきの方も多いと思いますが、インターネットの情報の中にはうその情報がたくさん混じっています。そして質の悪いことにどれが正しくどれがうそかうまく見分けることができません。子どもに関する情報は子どもの専門家に確認して下さい。

 これからもよろしくお願いいたします。

ヨコピー講座「受診する時・・」

 春は入園、入学、進級など新しいことが始まる季節です。急な環境の変化により体調を崩したり、感染症にかかったりと、受診する機会が増えることでしょう。

 子どもが急に体調を崩すと親も冷静さを失ってしまい、症状や経過を上手に伝えられなくなることがあります。なるべくわかりやすく子どもの状態を伝えていただくために、事前にメモなどにしておくと伝え忘れがなく安心です。
 
わたしたちが問診・診察で教えていただきたいこと
① 症状がいつから始まったのか
② 本人の様子はどうか(食欲・機嫌・元気)
③ 周りに同じ症状の人がいないか(家族・集団生活)
④ 便や発疹で気になることがある場合→画像、便が付いたままのオムツなどを受診時に持ってきてください
⑤ 現在、他院でもらっている薬はないか(ある場合はお薬手帳も)
   
診察をスムーズにするためにお願いがあります
 ・診察しやすい服装で来院してください。
 ・診察前は待合室での飲食・授乳は禁止。(診察時の嘔吐予防のため)
 ・赤ちゃんはオムツ以外に着替え一組を用意してください。
 ・毎月1回体重測定をします。1才未満の赤ちゃんは裸で測定します。
以上の点にご協力をお願いいたします。

お知らせ

1.予防接種情報(三種混合追加/肺炎球菌ワクチン13価)

①三種混合の追加はお早めに!
現在使用している三種混合ワクチンが9月で製造中止になります。3回目から6ヶ月以上経っていれば接種できますので、ご確認ください。

②肺炎球菌13価ワクチンの費用変更
3月で経過措置期間が終了しワクチンが値上がりするため、4月より自費で接種する場合は¥10,000となります。

2.木曜日の診察が変わります

木曜日の診察は、午前:横田先生/午後:渡辺先生となります。木曜日午前中の健診・予防接種は午後になります。

3. 4/27-5/6まで横田先生不在です

休診日については代診の先生の可能性があるので、HPや院内のお知らせをご確認ください。

編集後記

4月から心機一転! 
①水曜日の診療が始まります。
②木曜日は1診制になり午後は渡辺先生のみの診察になりました。
③発達相談の小倉先生は月1回の相談になり、新しく橋本先生が加わります。
④磯貝さん(看護師)が退職されます。
てんこ盛りの横田小児科ですが、何卒よろしくお願いいたします。実は、私も週2日復職します。子育ては楽しさおもしろさあり、肉体的にも精神的にもハード(泣)、イヤイヤ期真っただ中の息子の親として修行中です。皆さんに寄り添えるスタッフを目指し、ホスピタリティの追求を心がけます。

横田小児科医院

お問い合わせ先

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病児保育室JAMBO!

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〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
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TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756
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