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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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院内報

こあら通信 第243号 July 2018

目次

文化や立場の違いを理解する
子どもの熱中症
データで振り返るJAMBO!の1年間(29年4月~30年3月)
JAMBO!のお昼ごはん
おしらせ~年長のお子さまにお勧めの予防接種~

文化や立場の違いを理解する

 6月末に日本小児科医会総会を中心とした学術集会をパシフィコ横浜で担当させていただきました。梅雨空の中、全国から1000人を超える小児科医が参加し、日曜日には市民公開フォーラムを開催して小田原少年少女合唱隊にも出演していただきました。大きな学会を開催するのはたいへんですが、仲間の絆が強くなったり、全国に知り合いが拡がったりするので、楽しいことでもあります。

 今回の市民公開フォーラムの講演の1つとして、こあら通信222号でも紹介したラオフレンズ小児病院の看護師、赤尾さんに話していただきました。ラオスで訪問看護師をしていると思わぬ文化の壁に突き当たるそうです。ラオスの少数民族では、いまだに祈祷師のお告げがもっとも大切という地域があり、赤ちゃんがやせ細って死にそうなのに、母親は水以外のものを摂ってはいけない、出産後決まった日数は家から外に出てはいけないということを頑なに守っている人たちがいます。

 栄養のことを伝えようとしても聴いてもらえないし、遠くまで訪問に出かけても会ってくれさえしないこともあるそうです。しかし、そこで諦めてしまったり喧嘩をしたりしては何も前に進みません。粘り強く説得し、少しでも妥協できる所をみつけていくしかないのです。そのうちに自分たちを理解してもらえるようになり治療に成功することもあるそうです。そのプロセスがとても楽しいと赤尾さんは話してくれました。

 遠い発展途上国の話ですが、日本でも私たちは本当に相手の体験や立場を理解して日々過ごしているでしょうか。医療はもちろん、人と人が相対するときに、いつでも考えてみなければならないことなんだ と気づかされました。

子どもの熱中症

初夏~夏にかけ最も多くなる「熱中症」。真夏の炎天下だけでなく梅雨の時期や室内・夜間でも起こります。起こりやすい条件には、高温多湿・暑さに体が慣れていない・急に気温が上がった日・汗をかく機会が少ない・寝不足・体調不良などがあります。特に乳幼児の熱中症は、自宅と野外で多く発症しています。体温調節機能が未熟なため、脱水症状を起こしやすく、わずかな時間でも症状が悪化してしまいます。保護者が子どもの様子をよく観察し水分補給や環境を整えれば予防できます。症状がおさまらない時はすぐに医療機関を受診しましょう。

<症状と重症度>
レベル1:ふらふらする・頭痛がする・元気がなくて、ぼんやりする
レベル2:吐き気・嘔吐・顔色が悪い・意識がはっきりしない・泣き声に力がない
レベル3:反応がおかしい・汗を全くかかない・けいれん→119番で救急隊の要請を!

<応急処置>
1:衣類を緩め、涼しい所に頭を低くした状態で寝かせる
2:イオン飲料をこまめに少しづつ飲ませる(自力で飲めない時・吐き気がある時は無理に飲ませないように)
3:積極的に首筋や脇の下・脚の付け根などを冷やす→冷たいタオルで拭く・うちわなどで風を送る・クーラーの効いた部屋に寝かせるなど

データで振り返るJAMBO!の1年間(29年4月~30年3月)

①利用人数 ➡ 0歳から6歳までの子どもたち、延べ1240人に利用していただきました。(昨年は1067人)
②入室時の病名 ➡ 風邪の熱、咳による入室が多くありました。インフルエンザによる入室は昨年より増加しました。
③キャンセル件数 ➡ 263件(理由:症状が回復した260件、その他の理由が3件)

JAMBO!のお昼ごはん

JAMBO!は4月から保育園に入園したお子様の利用が少しずつ増えています。

初回の入室は、利用の流れや持ち物のことなど不安と緊張を抱えて来られる保護者の方も多いかと思います。特に持ち物の中の『昼食』に悩まれる方も多い様です。今回はJAMBO!の昼食についてお話しさせていただきます。

持ってきていただく昼食は手作りのお弁当はもちろん、レトルトの物やコンビニなどで買った物でも大丈夫です。乳児用の離乳食も月齢別のレトルトの物が売っているので、そういった物を持ってこられる方も多くいらっしゃいます。2~3歳以上になると食べられる物の種類が広がるので、普段食べ慣れている物を持ってきて頂けたらと思います。

食欲がない時は体に優しく食べやすい物・・例えばおにぎりやスティックパン、お粥、フルーツ、ゼリー等は口にしやすいようです。ただし、火を使っての調理はできませんので避けていただくようお願いします。また電子レンジ、冷蔵庫は使えますのでご安心ください。胃腸炎などお子様の症状によっては避けた方が良い食べ物もあります。迷った時はお気軽にJAMBO!または医院までご相談ください。

お知らせ~年長のお子さまにお勧めの予防接種~

現在年長さんのお子さまは、麻しん風しん2期(公費)、おたふく2回目(¥6000)の予防接種をご案内していますが、加えて今月から三種混合5回目(¥4000)の接種もお勧めしています。1歳で四種混合追加を受けている方も対象です。これは最近小学生で「百日咳」が増えてきていることに対応するものです。詳しくは受付までお問い合わせください。

横田小児科医院医)横田小児科医院
病児保育室JAMBO!

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