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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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院内報

こあら通信 第227号 March 2017

目次

対話と信頼関係
鼻水の取り方と耳掃除
予防接種のお話その2 - 注射は痛くない!
待合室インフォメーション ~アール・ド・ヴィーブルより~
お知らせ 2期MRワクチン・B型肝炎ワクチン3回目の接種を忘れずに!

対話と信頼関係

 春を呼ぶ嵐が通り過ぎ、一歩ずつ春に近づいていることを感じる季節になりました。子どもの数が減って子育てにさまざまな問題が起こっていますが、国は「妊娠期からの切れ目のない支援」と呼ばれる取組みを進めて、全国に「子育て支援包括支援センター」を創ろうとしています。フィンランドの「ネウボラ」という子育て支援拠点を手本にして、同じものを日本にも広めようという施策です。

 先日、日本小児科医会の研修会に参加してネウボラについて少し勉強してきました。フィンランドのネウボラは妊婦さんと親子が全員通う場所で、利用は無料です。担当の保健師、助産師が決まり、同じ担当者が妊娠初期から出産まで10回くらい面談し、出産後も定期的に健康管理と子育ての相談支援を行っています。これによって飛び込み出産はなくなり、虐待もほとんどなくなってきているということです。

 現在の日本でも、妊娠・子育てに問題が出てきそうな親子を見守る制度はあるのですが、必ずしもうまく機能していません。ネウボラの制度では、すべての妊婦さんと親子が何度も訪れることになっていて、ここに成功の鍵があるようです。何度も通うことで保健師、助産師と仲良くなり、よく話をすることでお互いの信頼関係が深まります。それによって妊娠・子育ての相談もしやすくなり不安も解消されていきます。

 フィンランドに比べ格段に人口が多く忙しい社会の中で、つい効率ばかり追い求めがちですが、すべての出発点は対話と信頼関係。これなくして子育て支援は成功しません。時間もお金もかかるでしょうが、社会の変化のために子育てが難しくなってきたのだから、社会には子育てを支援する義務があります。

鼻水の取り方と耳掃除

最近、咳・鼻水で受診される方から質問の多い、鼻水の取り方と耳掃除についてお話します。鼻水はかんだりせず、そのままの状態にしておくと、細菌が増えて治りにくくなり、鼻の奥から耳(鼓膜)の中に細菌が入ると中耳炎を起こします。鼻水が常にあることで、鼻呼吸が中心の乳幼児は鼻が詰まり苦しくなり、機嫌が悪い・眠れない・おっぱいが飲みづらいなど日常生活に困ることがあります。3歳を目安に鼻をかめるように練習しましょう。それまでは大人がこまめに鼻水を取ってあげてください。耳掃除は、お家では外に出てきた耳垢をふき取るだけで十分です(綿棒は耳の奥には入れない)。診察時、先生が耳垢を取るのは鼓膜の状態を診るためです。耳垢があっても問題はなく、中耳炎の原因にもなりません。

<鼻水のホームケア>

 ・湿度を与え、出しやすくする(蒸しタオルを鼻に軽くあてる・洗濯物を室内に干す・お風呂場で湯気を吸わせる)
 ・こよりで、くしゃみをさせる
 ・鼻吸い器、綿棒、ティッシュなどで、こまめにとる

<鼻吸い器を上手に使うコツ>

 ・片方の鼻は指で押さえ、片鼻ずつ吸う
 ・鼻の入り口を広げる(小鼻の横を軽く外側に引き、鼻吸い器の先端をあてる)
 ・鼻吸い器を上下に軽く動かして、鼻水が出てくるポイントを見つける

うまくいかないときは、自宅の鼻吸い器を持参してくだされば、看護師が指導します。また医院の器械で鼻水を吸い取ることも出来るので、気軽に声をかけてください。
最近、暖かい日が多くなり春を感じられるようになりましたが、朝晩はまだ寒く温度差も大きいので、体調管理には気を付けましょう。

予防接種のお話その2 - 注射は痛くない!

注射=痛いもの。多くのお子さん、注射が苦手と言う方の多くは、こうしたイメージを持っていると思います。しかし、実際の注射はそんなに痛いものではないのです。接種をする時に当院では極めて細い針を使用しているので刺したときの痛みは強くないはずです。針が痛いのではなく、ワクチンの液が体に入るときにしみるように感じているのです。例えば、体液と同じ位のpHでできているワクチン(例えばMR、おたふく)を接種した時はその感覚は少ないはずです。ワクチンによってはそれらが違うため、しみる感覚を多く感じるものもあります。全くとは言えませんが、予防接種はそんなに痛いものではなく「自分の体を守るために大切なこと」と嫌がるお子さんを少し勇気づけてご来院いただけると嬉しいです。

待合室インフォメーション ~アール・ド・ヴィーブルより~

今月の絵の作者は藤田達朗さん、「世界遺産の街」をご紹介します。藤田さん一日にいくつもの作品を生み出します。植物、動物、人物、風景画まで、なんでも描いてしまうのです。その特徴の捉え方には独特なユニークさがあり見る者の心を奪います。この世界遺産はどこの風景でしょうね。藤田作品のファンが確実に増えているようです。次の作品も楽しみです。

お知らせ 2期MRワクチン・B型肝炎ワクチン3回目の接種を忘れずに!

3月25日から3月31日までは小田原市「子ども予防接種週間」です。ワクチンの接種漏れに不安のあるお子さまは是非この機会にご相談ください。特に4月から小学校入学予定のお子さまは2期MRワクチンの接種が済んでいるかを確認してください。また昨年10月に公費でB型肝炎ワクチンを接種したお子さまはそろそろ3回目の接種ができます。1歳を過ぎると公費で受けられませんのでご注意ください。

横田小児科医院医)横田小児科医院
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