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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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院内報

こあら通信 第186号 October 2013

目次

アール・ド・ヴィーヴル
外来小児科学会報告
予防接種情報
お知らせ
編集後記

アール・ド・ヴィーヴル

 秋の風が吹いて、ちょっぴり寂しい気分になる季節がやってきました。気候の変化も大きく、風邪を引いたり喘息の発作が久しぶりに起こったりする時なので、体調に気をつけて過ごしてください。

 さて、表題の「アール・ド・ヴィーヴル」はフランス語で「自分らしく生きる」という意味です。これは最近立ちがったNPO法人の名前で、この団体は障がい児者とその家族が安心して暮らしていける社会環境づくりと福祉支援事業を目指してアート活動を行なっています。

 アール・ド・ヴィーヴルの母体は、県西地域に住むダウン症児者を育てる親子のため、平成2年にできた任意団体「ひよこの会」です。横田小児科医院の患者さんも多く、私はこの会に関わりを持ってきました。障がいについて理解を深めるための学習会や交流会、フリーマーケットやイベントへのパフォーマンス参加、知的障がい者が主演する映画の上映会など、様々な活動を行なっています。以前にこあら通信で紹介したスペシャルオリンピックスの活動もその一環です。

 障がいを持ったお子さんが成長して成人になると、現在の社会の中では多くの人と接点を持って生きていくことはなかなか難しく、単純作業を行う作業所などに通って生活している方が多いのが現実です。そこで、「子どもたちが持っている才能を再発見する場」をつくろうという声が上がり、平成24年春にダウン症児だけでなく、様々な知的障がい児を対象としたアートのワークショップをスタートしました。アートディレクターとして障がい者のアート活動に多く携わってきた優れた指導者、中津川浩章氏のもと、今も生き生きと創作活動を続けています。

 この活動を発展させて障がい児者が生きがいを持って生活できるよう仕事の場にもなることを目的としてアール・ド・ヴィーヴルは立ち上がりました。今年5月には小田原で作品展も開きましたが、素敵な作品がいっぱいでした。障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で一緒に暮らしていける社会を目ざすことは、みんなの願いです。この地域がより住みやすい場所になるよう、活動を応援してほしいと思っています。


外来小児科学会報告

外来小児科学会では、毎年8月に全国から小児科医療に携わるスタッフが集まり、よりよい診療を目指し講演やワークショップなどを行っています。

 B型肝炎ワクチンを知っていますか?B型肝炎に子どもが感染すると急性肝炎を起こしたり、ウイルスが体に住みついたキャリアになりやすいと言われています。感染経路は、「母子感染」「周囲の人との接触で感染する水平感染」があります。最近では血液だけでなく、唾液・あせ・涙などからも感染することがわかってきました。子どもは知らないうちにうつりやすい環境で生活しています。乳幼児期にワクチンを接種すると、強い免疫が獲得できます。ぜひ接種してもらいたいワクチンの一つです。  小長谷友規子(看護師)

 初めての学会では「すぐに役立つ予防接種の実際」という勉強会に参加してきました。一人ひとりの子どもの命はかけがえのないものです。もし子どもが、ワクチンで防げる病気(VPD)で命を落としたり、思い後遺症を残してしまったら・・・。ご家族にとっても、社会にとっても、これほど悲しいことはありません。来院した患者様に接種する機会を提供できるように必要な予防接種を勧め、スケジュールを提供してきたいと思います。    井上さやか(看護師)

「子ども虐待と貧困をめぐって」の講演を聞きました。虐待の大きな要因として「貧困」の問題があると言われています。経済的貧困、社会的な孤立、心の貧困など様々な貧困を経験し育った子どもは、貧困の連鎖に陥る危険性を抱えていると言われています。欧米の調査では、0〜5歳児の貧困が最も深刻な影響を与えますが、日本では、小・中学生で分かる事が多いそうです。就学前段階で必要な支援が行えるようにするためにはどうしたらよいか?自分でできることを考えながら行動していきたいと思います。  伊藤郁代(事務)

 今回「子どもの突然死に取り組む」といった演題の講演がとても印象に残りました。起きてしまった事故を仕方ない…と片づけるのではなく、そこから変えられるものをみつけ予防する手だてとして私たちは認識していかなくてはならないと思いました。誤飲、転倒、転落、熱傷など起こりうる危険は家の中にも外出先にもあると思います。どんなことに注意を向けたら良いのか?そんな話題もこれから皆さんと共有し、子どもたちの安全に努めていきたいと思いました。 高田理香(事務)

 「育児支援にともなう医科と歯科の連携」の講座に参加しました。子どもの虫歯の原因は、お母さんのミュータンス菌の伝播による考えられていますが、子育ての日常でこれを防ぐのはほぼ不可能です。子どもの虫歯予防にはまず、お母さんの口の中をきれいにすることから始めるのが効果的だとか。他にも「おしゃぶり」や「指しゃぶり」が歯に与える影響や、「イオン飲料」についての提案などの話を聞きました。子どもの健康に無視できない歯の問題。育児に役立つ情報を発信していきたいと思いました。 小笠原安子(事務)

予防接種情報

1.肺炎球菌ワクチンが新しくなります 

 現在使われている小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は7種類の血清型の肺炎球菌に効果がありますが、この中に含まれない「19A」という血清型の肺炎球菌による髄膜炎が増えていて、世界の先進国の大部分では、この血清型にも効く13種類の血清型を含んだワクチン(プレベナー13)が使われています。

 日本でも今年の11月1日より、この新しいワクチンに一斉に切り替わります。追加接種をプレベナー13に替えるだけで、今までのワクチンに含まれていなかった血清型の肺炎球菌にも免疫ができることがわかっています。

●追加接種を10月に予定しているお子さん

プレベナー13の方が免役の範囲が拡がるので、11月になってからの接種をお勧めいたします。麻しん風しん混合ワクチンとヒブワクチンを先に接種し、肺炎球菌ワクチンは11月になってから接種してください。

●すでに追加接種を終了しているお子さん

 免役の範囲を拡げるため、プレベナー13を1回だけ追加で接種することをお勧めします。追加接種から2ヶ月以上たっていれば接種できます。ただし、定期接種には含まれないため、自費での接種となります。

2.不活化ポリオワクチン追加

 不活化ポリオワクチンの追加は、3回目から1年後です。三種混合ワクチンの追加接種はしても、不活化ポリオの追加を忘れている方が多いのでご注意ください。。


お知らせ

1. 駐車場についてのお願い

最近、駅側の駐車場にて、場所を間違えて駐車する方が多いようです。近所の方からお困りの連絡を頂きました。医院玄関に、駐車場の案内がありますので、再度ご確認お願いいたします。駐車場が満車の時は、受付までご連絡ください。

2. 塩沢先生のインフルエンザワクチン予約案内

毎月1回土曜日に、塩沢先生でインフルエンザワクチンの予約を開始いたしました。平日忙しい方は、土曜日の午前中にどうぞお越しください。


編集後記

夕方空を見上げると、数機の飛行機が夕日に照らされて星のように光っていました。美しい季節になりましたね。息子と公園に行ったら、どんぐりが大量に落ちていました。息子は投げて喜び、私は拾って喜んでいました。ここ数ヶ月壁紙の制作が追いつかず、悶々としていたのですが、外へ出ると目の前にモチーフが広がっていました。季節や行事を通して子どもの成長に気づきます。去年の今頃ようやくたっちができた息子は、今年は走り回っています。医院でもハロウィンの飾り付けをして、お子さんの成長を一緒に楽しみたいと思っています。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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