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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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院内報

こあら通信 第182号 June 2013

目次

カエルの歌
発達相談室からの風景Q&A編No.24「乱暴をしてしまう・・」
ヨコピーの子ども講座-「生活リズム」
お知らせ
編集後記

カエルの歌

 5月は当院のスタッフが20周年記念イベントを企画し、いろいろな方の力添えで楽しい1週間を過ごしました。開業20年は少し疲れのでる時期でもありますが、新しいスタートと考えこれからも頑張っていきたいと気持ちを新たにしました。

 気持ちのよい気候が続いていましたが、梅雨入りの発表がありました。20年前に較べると少なくなった周辺の田んぼに今年も水が入り、カエルの声が聞こえるようになっています。一時はどこへ行ってしまったのだろうと思うくらい小さくなっていたカエルの声が、今年は一段と大きく聞こえるような気がします。今までどこに隠れていたのだろうと不思議な気持ちになるくらいです。

 確実に命が繋がっていることに嬉しくなりますが、私たち人間の命はきちんと受け継がれていくのでしょうか。ヒトに病気を起こすウイルスや細菌の生態をみていても、生物は自分の命を繋げることを一番の目標に生きているように思えます。新しい抗生物質ができれば、細菌はすぐに耐性の子孫を作りますし、ヒトに潜んでいる水ぼうそうのウイルスは、その人の体力が落ちてくれば帯状疱疹として体の表面に出て、他のヒトにうつろうとします。

 私たちは命が繋がっていくことを何となく当たり前のことのように思っていますが、子どもが生まれず人口が減少していく社会になった今、もう一度生きていることの意味を考え直してみることも必要ではないかと感じます。

 子育て支援のさまざまな事業が進められようとしています。保育園や幼稚園の整備、子育てに必要な資金の投入などももちろん大切ですが、よい子孫を残してゆくためには、乳幼児期に安心して子育てができることが何よりも大切です。人々が孤立している今の社会において、自分のことだけで手いっぱい、子どもにゆっくり接することができないという状態では、子どもはきちんと育たないのだと思います。

 手先だけでない、子育ての本質を見抜いた支援が行われるようになってほしいし、保護者の方々にも考えてほしいと思います。カエルの声のように、元気な子どもたちの声がもっと大きくなってほしいものです。


発達相談室からの風景Q&A編No24「乱暴をしてしまう・・」

Q. 乱暴をしてしまう子への対応はどのようにしたらよいでしょうか。


A. 乱暴な言葉遣いで友達をののしる、脅かす、つい相手を叩いてしまう、物を投げてしまう、といった行動をする子どもがいます。「乱暴な子」とまとめられてしまいますが、生まれつき乱暴である子、何も理由がないのにいつも乱暴ばかりしている子はいません。暴力的な行為が発生した直後はそれを止めることが最優先ですが、止めて叱って、を繰り返しても行動が改善されないことが多々あります。なぜそのようなことをするのか、行動の奥にある気持ちや理由をしっかり探っていくことが必要になります。その上で、子どもに届くように根気強く伝えていくことが鍵です。


 まず、どのような場面で、乱暴な行動が出ることが多いでしょうか。具体的な場面で整理していくと傾向が見えてくることがあります。たとえば友達がからかうようなことを言ってきたとき。順番がすぐにまわってこないなど、思い通りにならないとき。言い返せない立場の子(年下など)に対し、脅して言うことをきかせようとするとき。ルールを破る子がいて許せなくなるとき。どんな傾向が見えるかによって、「バカにされた気持ちになると、攻撃したくなるんだな」「我慢しなくてはいけない場面でイライラが募って爆発してしまうんだな」「力で相手を支配しようとしているんだな」「きちんとしたい気持ちが強すぎるんだな」等、気持ちを想像することができます。対応を考えるのはそれからです。

 対応としては、次のようなことが考えられます。

@環境を整える

 自分が暴力を受けたり罵られたり、誰かの暴力的な行為を目撃するような環境にいる子は、同じ行動パターンを身につけていることが考えられます。万が一、家庭内でそのような環境がある場合はその改善が最優先です。

A気持ちを言葉で置き換える

 乱暴と言われてしまう子たちは、自分の気持ちを言葉で表現することが苦手なことが多いです。「言いなさい」と言っても難しいので、大人が「こんな気持ちだったのかな」と表現し、受け止めてあげることが必要です。

たとえば友達にバカにされて叩いてしまったときには、「嫌なことを言われて悔しかったんだね」と言葉を与えてあげることで、子どもは自分が悔しいと思って頭にきたのだと振り返ることができます。その繰り返しによって自分の感情をモニターできると、やがて言葉で「嫌だからやめて」と表現できるようになり、乱暴をしなくてもすむようになります。

Bどうすればよかったかを話し合う

 イライラして興奮状態のときは、なかなか大人の言葉が耳に入りません。少し時間を置き落ち着いてから、どうすればよかったかを確認します。たとえば使いたいおもちゃをすぐに使えず、我慢できずに相手を叩いてしまったという場合には、「今度はお友達を叩かないで、お口で「貸して」と言って少し待とうね」「自分の持っているおもちゃと交換してもらったらよかったね」「あれが使いたい、って大人に言えるかな」など、その代わりにどのような行動をしたら良かったか、を整理して伝えます。子どもはそのときすぐに「わかった」とはならないものですが、繰り返すうちに意識できるようになることがあります。

C認められる機会を作る

 自信を持たせて認められる機会をもつことで、我慢する力が育つことがあります。といっても、特別に何か、他の人にできないことをさせる必要はありません。日常の中で、当たり前と思うようなことでも褒めたり、家族で楽しい時間をもったりして、「あなたが大切」「大好きだよ」ということを実感してもらうことが一番の自信に繋がります。24時間365日、乱暴だけの子はいないので、それ以外の部分をしっかり認めて育てていく視点ももちたいものです。

 いずれにせよ、乱暴をしてしまう子の背景や気持ちを理解して根気強くかかわっていく姿勢が大切だと思います。

ヨコピーの子ども講座-「赤ちゃんの日焼け対策」

 お昼の日差しは特に紫外線が強いので、10時〜14時は長時間の外出はなるべく避けたいものです。赤ちゃんとお出かけするときは、午前の早い時間か夕方の日が落ちる時間帯を選ぶとよいでしょう。

 以前は「赤ちゃんは天気のよい日には日光浴をさせましょう・・・」と言われていましたが、日焼けのしすぎは体によくないことがわかってきました。紫外線を大量に浴びるとシミ、ソバカスの原因となるだけでなく、免疫機能の低下や将来皮膚がんを招く可能性も指摘されています。外出時には(UVカットの)帽子をかぶせる。ベビー用の日焼け止めを塗る。特に、海や山などは紫外線が強いのでSPF30以上のものがおすすめです。他に大きめのタオルがあるとベビーカーの上からでも広い部分を覆えるので便利です。

 もし、日に焼けてしてしまったら、やけどと同じですから冷たいタオルで冷やしてあげましょう。クールローションもあると便利です。


お知らせ

生まれてくる赤ちゃんを風しんから守ろう!
大人の風しん予防接種費用が一部助成されます

助成期間:平成25年5月15日?平成26年3月31日まで
対象者 :風しんにかかったことがない方で下記該当者
      (風しんワクチンを2回接種した方は対象外)

@ 妊娠を予定している女性

A 妊娠している女性の配偶者(入籍の有無は問わない)

B @の配偶者(入籍の有無は問わない)

費用  :当院で接種する場合かかる費用
     麻しん風しん混合ワクチン・・¥1,000

※予約制のため、ご希望の方は受付までご連絡ください。


編集後記

20周年記念にご協力、ご参加くださいました皆様へ感謝申し上げます。

随分前に、「スタッフ紹介を作ってほしい」とご意見を頂きました。あれから1年経っているでしょうか・・ようやくお応えできました。時間がかかって申し訳ありません。皆さんとの距離が少しでも近づければと思っています。月毎に質問内容を変えて展示しようかとも計画しているので、聞きたいことなどありましたら、教えてください。さて、最近、夫に厳しい私。彼なりに子育てしているのですが、つい口を出してしまいます。今月は、日頃の感謝をしないといけないですね。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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