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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第174号 October 2012

目次

モロッコ
外来小児科学会報告
お知らせ
編集後記

モロッコ

暑かった9月ですが、急に涼しい日が増えてきました。8月は学会開催という大仕事があり夏休みをとれなかったので、シルバーウィークの連休の間に遅い夏休みをいただき、モロッコへ出かけてきました。

モロッコといえばカサブランカ。ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマン主演の映画「カサブランカ」をまず思い浮かべ、このイメージを抱きながら旅行に出かけました。不朽の名作ですが、昔の映画なので若い方はご存じない? 第二次世界大戦下の対ドイツ・レジスタンスをベースに繰り広げられるラブロマンスで、ハンフリー・ボガードが演じる主役リックのカッコよさが、いつまでも心に残る映画です。

モロッコはアフリカ大陸の北西端に位置するイスラム教の国。「太陽が沈む国」といわれ、本当にきれいな夕陽を何度も見ることができました。イスラム教というと、アラブ諸国での民主化の動き、イスラム教の預言者をからかったアメリカ映画への反発などがあり、危険な国ではないかと心配になりますが、実際には平和で安全、そしてきれいな国です。

ガイドをしてくれた、日本語が上手なモロッコ人は、モロッコは国民のほとんどがスンニー派で対立するシーア派はおらず、先進国と問題になる石油も採れないので平和なのだと教えてくれました。どこの街にもいたるところにモスクがあり、1日5回のお祈りの時間になるとたくさんの人が集まってきます。1日5回といっても、何回かをまとめて行うこともできるそうですが、それにしても毎日数回は必ずお祈りをする姿はとても印象的でした。

子育てについてたずねてみると、母乳で2歳まで育てられた人は、40歳を過ぎてから、そうでない人と健康に差が出てくると言われているそうです。また、女性は働く人も増えているけれど、子どもが生まれると仕事を辞めて、経済的に苦しくても子育てに専念するのが一般的です。子育てもコーランの教えに沿っているということで、今の日本とは違った価値観だと感じましたが、宗教を基本にした筋の通った考え方を持っていることをうらやましいとも思います。様々な子育てや生活があることを実感した旅でもありました。

外来小児科学会報告

外来小児科学会とは、日々の診療や、子ども・保護者にまつわる様々な問題に向き合い、アイデアを出し合う勉強会です。毎年、全国の小児科から医師・看護師・事務・保育士・薬剤師が集まり知恵を出し合います。
今年は、横浜で開催されました。横田先生は会長で、私達スタッフは舞台裏を支え、発表とワークショップを行いました。皆さんには、アンケートや写真撮影にご協力頂き、この場をおかりしてお礼を申し上げます。今回、私達がどんな発表を行ったのか、皆さんにどう生かしていこうと考えたのか、ご報告いたします。

演題発表

「小児科外来からみた子育ての実態」

クリニックで働くスタッフの役割の一つに、保護者が楽しく子育てできるようにサポートしていくことがあります。来院された保護者の方は、様々な不安や悩みを医師や看護師に打ち明けてくれますが、日々の限られた時間の中で、私たちスタッフはどうすれば保護者の悩みを漏らさずに聞き出せるのか、どうすればその悩みに対して的確なアドバイスができるのか、保護者の悩みの内容を調査し、保護者の良き相談相手となるための方法を検討しました。

聞き取り調査の結果、多かったのは、肌や風邪症状、離乳食、授乳等の相談でした。しかし私たちが最も気になったのは、「相談なし」と回答した保護者が予想より多かったことです。この結果に対して、私達は本当に保護者に悩みがなかったのか、自分達が聞き出せていなかっただけなのか?と疑問を感じました。

私達は、この課題を解決するために3つの事に取り組みました。

1. 質問しやすい雰囲気作り

健診の予約時間を見直しました。看護師は、臨床心理士の指導の下、保護者との 距離や目線、自分の表情にまで気を配るように心がけました。

2.問診票の見直し

健診の問診票は、新たに項目を増やし、どんな心配事があるのか、選択できるようにしました。また、心配に思っていることなどを、自由にかけるスペースを設けました。更に、自宅でゆっくり記入できるように、ホームページからダウンロードできるようにしました。

初診の方も、ホームページから問診票をダウンロードし、心配事などを事前に記入できるようにしました。

3.新しいリーフレットの作成

実寸大のイラストをくわえるなど、横田先生の診察内容に沿った医院独自のリーフレットを作成しました。

今回の調査で、私達は皆さんの共通の悩みを知る事ができました。しかし、私たちスタッフがいつの時も忘れてはいけないことは、私たちにとってその悩みは共通の話題でも、皆さんにとっては固有の悩みだということです。保護者一人一人の気持ちに寄り添い大事に受けとめていく、そのことが真の「良き相談相手」となるために欠かせない要素のひとつなのかもしれません。

私達の取り組みは、始まったばかりですが、今後も子育てサポーターとして自分たちにできることを考えていきたいと思います。

ワークショップ

「たかが事務されど事務?事務の可能性を広げよう」

医院や患者さんにとって、事務はどんな存在でしょうか?「医師や看護師と違って、どうせ事務は・・・」という下がり口調の気持ちが少し、また「毎日同じ単純作業の繰り返し」でもあり、経験が長くなると、マンネリ化に陥ることも少なくありません。そこで、今回の学会に参加した事務スタッフ達に、各医院の院長が抱く医院や患者に対する強い想い(診療ポリシー)を知ってもらい、その上で自分が医院と患者さんのために何ができるのか、それには何が必要なのかを共に考えてもらい、「事務」という仕事に新たなやりがいを見出そうと議論を交わしました。

発表にあたって、まず各医院の院長と事務スタッフ双方に事前にアンケート調査を行いました。注目した点をあげます。
「医師が理想とする事務スタッフに必要なものは何か?」
「事務のスキル」はもちろんですが、他に「笑顔」「患者さんへの気配り」が上位にあげられました。患者さんが、医師や看護師には話しにくいことでも事務スタッフには気軽に相談できる、そんな事務スタッフを院長達は理想としているようです。
「医師が事務スタッフに望むこと」
目立ったのは「常に自学自習して向上心を持ち続けてほしい」といったコメントです。さらに「クリニックの将来を見据えた企画・提案を積極的にしてほしい」とか、「医院の重要な一員として医師や看護師と共に発案・行動してほしい」という意見もありました。

全国の事務スタッフとの議論や、これらのアンケート調査を通して、私達も横田先生の熱い心の中を少しだけ覗くことができたような気がします。先生の患者さんに対する想いを少しでも皆さんに伝えるお手伝いができるよう、また皆さんと先生、看護師への橋渡し役となれるよう自分たちにできる役割を果たしていきたいと思いました。

ワークショップ(参加)

「クレームの内容と対処」

待ち時間が長い事で患者様に不快な思いをさせてしまうという意見が多く出されました。私たちはそれを真摯に受け止め、患者様の立場に立つ医療を心がけていきたいと思います。
ワークショップ(参加)

「コモンセンスペアレンティグ」

子どもとの信頼関係を築くのに大切なのは「ちゃんとしなさい」ではなく「○○しようね」と具体的に説明し、できたら「○○できて偉かったね」と具体的にほめる事、だそうです。私の経験からも確かですよ。

お知らせ

1. 外壁修繕工事をしております

ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。 工事期間は11月中旬までの予定です。

2. 問診票がホームページからダウンロードできます

ダウンロードのページができました。インフルエンザ、健診、初診(初めて来院される方)の問診票がダウンロードできます。ぜひご利用下さい。

編集後記

今月は、私達がどのようなことを考え皆さんと接しているのか、お話することも大切ではないかと思い、報告させて頂きました。私達がいつも願うのは、子ども達の健やかな健康と成長です。患者さんの為に学び研究する事は、医師だけでなく、私達スタッフにも課せられているわけです。先日、友人から、数年ぶりに赤ちゃんが生まれ、実費の予防接種が高くて迷う、他の人は受けているの?と聞かれました。友人にも、なぜ予防接種を受けるのか、どんな病気から子どもを守るのか、正しく知って、受ける意味を知ってほしいと願っています。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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