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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信 第151号 November 2010

目次

行動を変える
予防接種スケジュール表
「自家中毒」(周期性嘔吐症・アセトン血性嘔吐症)
お知らせ
編集後記

行動を変える

 厚手の洋服が必要な季節になってきました。急な冷え込みで、軽症ですがウイルス性胃腸炎も増えてきました。かかっても慌てずに、じょうずなホームケアで乗りきってほしいと思っています。

 さて、先月号までほたるだ歯科の先生、スタッフの方々に連載をお願いしました。連載が終了したので、当院のスタッフといっしょに懇親会を開いたのですが、これがとても楽しい会でした。虫歯の治療、歯みがきの指導など小児科とはだいぶ違うことに関わっていますが、子どもの健康を守るという視点ではたくさん共通点があることに気付きました。子どもが受診するのを怖がらないクリニック、困ったときにすぐに相談してみようと思うようなクリニックをお互いに目ざしていることも判りました。また、カゼや虫歯といったありふれた治療をするだけではなく、「予防」に力を入れることが大切だという点でも考え方がとても共通しています。

 予防に力を入れるためには、受診する方々の気持ちを変えなくてはなりません。虫歯になって治療にゆくのではなく、虫歯にならないようにするにはどのような生活、習慣を身につけなくてはならないかを知ってもらうことが必要です。

 実は私も昔はきちんと歯を磨く習慣が乏しく、歯の問題を抱えることが少なくありませんでした。しかし、歯科医院できちんと説明を受け歯みがきの指導を受けるうちに、食事の内容や歯みがきの大切さがわかってきました。食後だけではなく本を読んだり入浴している間にも歯を磨くようになり、歯は以前に比べればとても良い状態が続いています。もっと小さいうちからこのような習慣を身につければ良かったと思うくらいです。

 小児科でもカゼを引いて慌てて受診するだけでなく、カゼが重くならないように健康的な生活を送る、カゼを引いても上手なホームケアで乗りきる力を身につけてもらうことこそ、大切なことなのではないかと思います。このように自分の行動が変わることを「行動変容」というのですが、身に付いた行動は実は容易には変わりません。受診した方々の行動を良い方向へ変化させられるクリニックになりたいものだと思います。

予防接種スケジュール表

次はどの予防接種をうければよいのか、困惑されている方も大勢いらっしゃるかと思います。2ヶ月から始めた場合の、基本的なスケジュールを作りました。ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンは、開始月齢によって接種回数が異なります。

ヒブワクチン

*7ヶ月?11ヶ月スタート・・・2回+1年後に追加
*1才?5才未満スタート・・・・1回接種

肺炎球菌ワクチン

*7ヶ月?11ヶ月スタート・2回+1才又は60日後以降に追加
*1才スタート・・・・・・・1回+60日後以降に追加
*2才?9才・・・・・・・・1回接種

標準スケジュール

年齢   2ヶ月  3ヶ月  4ヶ月  5ヶ月 6ヶ月 1才
 予防接種  ヒブ1
肺炎球菌1
ヒブ2
肺炎球菌2
三種1
 ヒブ3
肺炎球菌3
三種2
 BCG 三種3  MR1期
 年齢 1才4ヶ月 1才6ヶ月  3才 2.3週後 1年  年長
 予防接種 ヒブ追加  三種追加  日脳1  日脳2  日脳追加  MR2期
      肺炎球菌追加→1才になってから随時
      ムンブス/水痘→1才になってから随時

補足
ヒブ(ヒブワクチン)
肺炎球菌(肺炎球菌ワクチン)
三種(三種混合)
MR(麻しん風しん混合ワクチン)
日脳(日本脳炎) 
※ワクチン名+回数を略して記載してあります。(ヒブ1はヒブワクチン1回目)
1)この表にはポリオは含まれていません。市のスケジュールを参考に予定をくんで下さい。優先順位がつけにくい場合はご相談下さい。
2)水痘/おたふくは、MR接種後、4週間以降接種できます。集団生活に入る予定のお子さんはお早めに。
3)肺炎球菌追加は、ヒブ追加と同時接種でもよいです。
4)日本脳炎は、2才からでも接種できます。2才で接種すると、3才で接種する時の半分の量のワクチンを使用します。免疫が足りなくなるということはありません。注射の苦手なお子さんにおすすめします。

「自家中毒」(周期性嘔吐症・アセトン血性嘔吐症)

 かつては、自家中毒と言われていましたが、現在は周期性嘔吐症やアセトン血性嘔吐症と呼んでいます。はっきりとした原因は特定できませんが、風邪や疲れ・精神的緊張などが引き金となり、急に元気がなくなり、1日に数回から数十回の激しい嘔吐を繰り返す病気です。ぐったりして顔色が悪くなり、吐いたものはリンゴの腐ったような酸っぱい臭い(アセトン臭)がします。血液中に増えたアセトン体という物質の臭いです。吐き気だけで嘔吐しない場合もあります。幼児期から学童期(2~10歳)にかけて多くみられます。何度か繰り返す子もいますが、思春期ごろにはみられなくなります。

 症状が軽い場合は、吐き気止めを使用し水分を中心に与え脱水症状を防ぎます。吐き気がおさまったら、15~20ml位の水分(OS-1やアクアライトなど)を補給します。母乳やミルクを飲んでいる子は、吐き気がおさまれば続けてもかまいません(ミルクを薄める必要はありません)。水分が取れるようになれば、食事を始めます。おなかにやさしいお粥やうどんなどがお勧めです。嘔吐が強く症状が重い場合は、点滴し水分や電解質・糖分などを補います。重症になることは稀ですが、頻回に嘔吐している場合は早めに受診しましょう。

お知らせ

1. 南足柄市在住の方へ

 10月より、乳児医療証の年齢が拡大されました。小学校3年生のお子さんまで使えます。保険証と共に、医療証もご提示下さい。

2. ヒブのインターネットの予約ができます。

 11月より、ヒブワクチンの予約がインターネットでもできるようになります。システム上、単独接種のみ予約ができます。同時接種ご希望の方は、お手数ですが、事務まで直接ご連絡下さい。

3. いよいよ寒くなってきました。

 インフルエンザワクチン接種や院長の突然の外出などで、待ち時間が伸びたり、予約日時の変更をお願いする機会が多くなりました。大変申し分けありませんが、冬の混雑期に突入しています。ご不便おかけいたしますが、ご理解ご協力の程、お願いいたします。

編集後記

あるお母さんとの会話。「下の子の三種混合の予約お願いします。」「1回目ですね?ヒブと肺炎球菌はどうします?15,500円かかりますが?」「(苦笑)予約お願いします。」「(本当に)いいですか?」「いいです。子ども手当で。」予防接種無料化に署名活動して下さった約700名の皆様。ご協力ありがとうございました!

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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