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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第124号 August 2008

目次

子どもからのメッセージ
相談室からの風景-ファイル・8
ヨコピーの子育て知恵袋
スナフキンのイス
ご案内
編集後記

子どもからのメッセージ

 夏休みが始まり、暑い日が続いていますが、急に高熱を出す子ども、あせものひどい子どもなどが増えています。

 先日、まわりの家族がイライラするくらい、いつも咳をしているというお子さんが受診されました。熱はなく、一見とても元気そうです。話をきくと、もう3週間くらい続いているのですが、夜寝てしまうとぜんぜん咳は出ません。何か一生懸命やっているときにもあまり咳は出ないようです。診察をしても呼吸の音もきれいだし、のども赤くはありません。診察中に出てくる咳は、いわゆる‘咳払い’です。

 こんなとき、小児科では心因性の咳をまず考えます。いわゆるチックの一つの形と考えるわけですが、何か家庭で変わったことはありませんかと尋ねると、下に兄弟が誕生し、ちょうど手のかかる時期になってきたということです。

 この話を聞いて私の娘のことを思い出しました。小学校1年生だった次女が、学校からの帰り道にパンツに少しだけうんちを付けて帰るようになったのです。ちょうど三女が生まれて半年くらいのときでした。何で今さら…と思ったのですが、これは「私はここにいるよ」というメッセージだということがわかってきました。ずっと末っ子だった次女にしてみれば、自分の位置を奪われて何とか自分の存在を示すための行動だったわけです。ちょっと赤ちゃん扱いして手をかけるようにしたら、すぐに改善しました。

 受診されたお子さんの咳も「まわりの家族がイライラするくらい」というところが、まさに大事なのです。これは周囲の人へのメッセージだと考えれば、咳の一つ一つが「私はここにいるよ」という意味だということが理解できます。もちろん子どもは意識しているわけではありません。自分の気持ちを言葉で表現できない子どもは、いろいろな行動や症状にそれが表われてくるのです。

 親を心配させる子どものさまざまなトラブルも、実は子どもからのメッセージなのだと考えると、なるほどそうだったのか…と思えることがあるかもしれません。


相談室からの風景-ファイル・8
-2歳児 このややこしき人々-


2歳も過ぎると「パパ・カイシャ」「アカチャン・ネンネ」というように軸語と開放語が生まれ、初期の文法構造を伴った「2語文」の世界に入ります。語彙としても、名詞が増えるばかりでなく、「アッチイクノ」「ダレモイナイネ」など、場面の言葉が出てきます。

 認識的には「大きい-小さい」「長い-短い」「赤-白」「明るい-暗い」「冷たい-熱い」「強い-弱い」「好き-嫌い」といった、2次元の対比的な認識が言葉と結びついて、2歳から3歳にかけて、生活の中様々な場面で発揮されていきます。

 また、積み木の課題などでは、モデルと自分の作品がきちんと分離して、人がやっている例示を見て、同じものを作ることができるようになります。身近な大人や、お友達のやっていることはじっと見ていて、機会をうかがい、すぐさま自分もやってみます。そして一度やったことは絶対に忘れない、学習能力が非常に高まるときです。

 この時期は、1歳半ば頃に誕生した「自我」が、どんどん「拡大」をしていきます。「ジブンデ!」「○○チャンノ!」という自己主張も激しく、自分の所有物はなかなか人に貸してあげるなんてことはできなくて、

 1人で全部抱え込んでしまって結局遊べない、なんてことも起こります。また、自-他が分離してくると相手によって態度を使い分けるようになるので、2歳も半ばになってくると母に対してはもっともらしい理由を述べて(つまり、へらずぐちをたたいて)、「反抗」するようにもなります。

 かといって、知らない人の前や、初めての場所ではどのように対処してよいか分からず、借りてきた猫のようにひっこみじあんになったりもします。

 まだ言葉で全てが理解できるわけでも、自分の気持ちをうまく表現できるわけでもない2歳児さんは、“Terrible Twos”とも呼ばれ、彼らの扱いづらさ、ややこしさは全世界共通です。密室育児になりがちな日本の家庭では、母子ともにしんどい時期ですが、「ガチンコ対決」を避け、うまく他者の力を借りながら、拡大した自我の行き場所をうまく作ってあげましょう。様々な体験を積み、豊かな2次元の世界を用意してあげたいものです。

小倉

ヨコピーの子育て知恵袋
「水の事故」

 水の事故と聞いてどこを思い浮かべますか?川や池・プールなどの屋外はもちろんですが、家庭内でも事故はおこります。最大の危険な場所は『お風呂場』です。  
 残りの湯の入った浴槽で溺れる危険があると言われています。子どもは10㎝の水でも溺れます。ほんのちょっとの油断・目を離したその時に事故がおこります。家庭では、お風呂の残し湯をしない・浴室へ勝手に入らないようにドアをロックする・子どもだけの入浴をさせないなどの注意をしましょう。子どもは屋内外に関係なく親の予測できない行動をとります。水の事故をおこさないためには、我が子から目を離さないことが一番大切です。特に屋外の水遊びでは、子どもがいつも以上に興奮します。興奮すると予測できない行動を取りやすくなるので、目を離さないで下さい。水の事故は夏だけのものとは限りません。1年を通しておきます。屋外だけではなく家庭内でも危険がないか見直しましょう。

スナフキンのイス

 昨年末に、スナフキンが足を骨折しました。再起不能かと思いましたが、皆さんに再び使ってもらえるようもどってまいりました。
 以前のようなすてきな足ではありませんが、とても丈夫で立派な足です。みんなで持ちよく使えるように、大事にしてね!

七夕のお願いごと

今年も医院の夜空は色とりどりの短冊で彩られました。

お願いごと

・ 家族みんなが元気にすごせますように。
・ 健康になりますように
・ 明るく育ちますように
・ 病気が治りますように
・ 大きくなりますように

私達も叶うように願っております。

ご案内

 今月は夏休みと学会出席のため、臨時休診等があります。診療時間にご注意下さい。なお休診の間は、他医療機関・休日診療所をご利用下さい。ご迷惑おかけ致しますが、ご協力お願いいたします。

夏期休診           
 8月4日(月)?8月11日(月)
臨時休診
 8月29日(金)午後?8月30日(土)
★ 29日は午前のみ診療します。

※ 8月13日(水)午前
午前のみ診療します。午後は休診です。

※※8月26(火)午前診療
先生外出のため、午後は休診です。

編集後記

ラジオで夏歌が流れてくると、学生時代の夏休みを思い出します。たった1ヶ月で服装がとてつもなく変わったり、なんだか頼もしくなったり・・。この日差しや風を感じて変化するのは植物だけではないようです。大人は夏の冒険や危険を知っていますが、子ども達には未知のワンダーシーズン。素晴らしい成長の季節を大事にしてほしいし、そうしてあげたい夏です。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756