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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第116号 2007 December

目次

感謝の気持ち
ジオくんのお薬教室<子どもに薬を飲ませるということ>
ヨコピーの救急箱<ノロウイルス感染症>
お知らせ
編集後記
こあらの絵

カゼ薬

 インフルエンザの流行が例年にない早さで始まろうとしています。慌ただしい年の瀬になりそうです。

 さて、小田原市の教育委員会では「おだわらっ子の約束」という標語を作り、この標語を書いた立て札が所々に立てられていますが、3番目に『「ありがとう」「ごめんなさい」を言います』というのがあります。

 感謝の気持ちを言葉で表すのはとても大切ですが、照れ屋の日本人には少し難しいところがあるのかもしれません。替わりに物や態度で感謝を示すということも、日本ではよくあります。

 ところで、学校の教育現場では、自己主張の強い保護者からクレームが増える一方で、感謝の気持ちを伝えられることが減っていて、教師の方々を困惑させています。また、医療の現場でも、一生懸命治療しても結果が悪いと訴えられるということが増え、治療がうまくいっても感謝されることが減っていると言われます。長年病院に勤務されていて最近開業された先生に、開業した理由を聞いてみたら、「いろいろあるけど患者さんから感謝されなくなったことが病院を辞めた一番の理由かな」と返事をもらいました。

 世の中を見渡してみると、素直に感謝することが確かに減っています。仕事だから、お金を出しているのだから、うまくいって当たり前という考え方は、一見合理的なようでいて、実は大きな問題を含んでいるように思います。

 私たちは自分の力だけで生きているように思い込んでいますが、実は目に見えない大きな力に支配されています。事故や天災を経験すればわかりますし、何よりも私たちには必ず死がおとずれます。弱い存在である自分を知らなければ、感謝の気持ちは出てこないのです。時代の変化が素直に「ありがとう」といえる気持ちを奪ったのかもしれません。しかし、感謝されることがなければ良い仕事ができるわけがありません。

 今年もいろいろな患者さんとめぐり合うことができました。当クリニックを利用していただいた皆さまに心から感謝して1年を終わりたいと思います。どうぞ良いお年を。

ジオくんのお薬教室<子どもに薬を飲ませるということ>

皆さんこんにちは! 今回は僕の一番お話したかったことです。

このお話は以前にもお話したことがありますが、新しいことも教わってきたので、皆さんにご紹介しますね。

1.薬を飲ませる前に。

子どもをイスに座らせます。飲ませる人は子どもの視線より下になるよう座って、お薬のもうねと、やさしくお話してください。大人でも子どもでも、上からものを言われると不快な気持ちになります。お願いするのではなく、何故飲まなければならないのか、子どもの視線で説明してください。言葉がわからない小さいお子さんでも、声の優しい感じや、お母さん達の表情などで、飲まされるものが安心できるものか、全身で理解しようとしています。こっそり混ぜたつもりが分かってしまうのは、飲ませた人の顔に「混ぜたぞ」と書いてあるのかもしれませんね。

2.魔法の言葉。

薬が飲めたら、「○○ちゃんが薬を飲めてお母さんは(お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん)とても嬉しい」と言ってあげて下さい。思いっきり抱きしめて褒めてあげるのも良いようです。子どもには、お母さんやお父さん達が
喜んでくれるのが一番のご褒美です。
実際に親子のスキンシップが解決の糸口になった例があります。

最後に、ぜひ皆さんに分かって欲しいことがあります。薬の嫌いなお子さんはとても多いです。保護者の方も、薬を飲ませるのに不安だったり心配だったり分からないことがあると思います。そういう時は、医師・看護師・薬剤師、誰でも良いので、この薬は必要だという事を、確信が持てるまで質問して下さい。一番大切なのは、保護者の方が薬の必要性を理解できれば、自身を持って薬を飲ませられるからです。なかには、粉が嫌い・シロップがダメという子もいるでしょう。そんな時は遠慮せず医院や薬局に相談して下さい。

いつか、どんな子でも薬が飲めるように僕たちも努力し、いろんな方法を考えます。

では、短い間でしたがジオ君のお薬教室もこれでおしまい!

ヨコピーの救急箱<ノロウイルス感染症>

冬が近づいてくると、いわゆる「おなかにくるかぜ」が流行し始めます。「おなかにくるかぜ」をおこす原因の一つに、ノロウイルスがあります。ノロウイルスが人の口から体内に入り、24~48時間すると吐き気や嘔吐、水っぽい下痢、腹痛を起こします。発熱・頭痛・筋肉痛を伴う事もあります。たいてい、1日~3日で治り、後遺症はありませんが、回復してからも3~7日程度、便中にはウイルスが排出されます。ノロウイルスには直接効果のある薬はないので、子供の下痢がひどい時には、脱水をおこさない様に水分や栄養の補給を十分に行います。水がとれず、グッタリしている場合は早めに受診しましょう。

ノロウイルスによる感染は、年間通して発生していますが、特に11月ころから流行し始め、春になると少なくなります。感染した子供の便や嘔吐物には大量のウイルスがふくまれています。これらの汚物を処理したり、オムツを交換した時に、手をきちんと洗わないとやがて手からノロウイルスが入り感染します。ノロウイルスに限らず、感染症対策の基本は手洗いです。石けん自体は、ノロウイルスに対して直接の効果はありませんが、手についているウイルスを手洗いで落とす事はできます。嘔吐物や下痢便の処理をする時には、ペーパータオル、新聞紙等で静かに拭き取り、すぐにビニール袋に入れて処分しましょう。

ノロウイルスによる感染症で重症になる事は多くありませんが、集団生活の場で発生するとあっという間に広がります。日頃から子供や自分自身の体調に気をつけ、手洗い、うがいを習慣づけましょう。(ノロウイルスの検査は、外部の検査会社に依頼するため時間がかかります。)

おしらせ

1.年末年始の予定

12月19日(水)、26日(水)は通常とおり診察いたします。12月28日(金)は午後休診、12月29日(土)から1月6日(日)は、年末年始のお休みとなります。新年は、1月7日(月)から診察を開始します。

編集後記

11月に医院のアンケートを行いました。皆様のご協力を頂き、短期間に予定の数を回収することができました。あらためてお礼を申し上げます。結果については、ホームページ等でお知らせいたします。いよいよ年末。健康に気をつけ、よい年をお迎え下さい。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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