本文へスキップ

小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0465-34-0666

〒250-0051神奈川県小田原市北ノ窪515‐3

こあら通信バックナンバー

リストに戻る

こあら通信 第106号 2007 February

目次

子どもの権利
ジオくんのお薬教室
ヨコピーの子育て知恵袋
スタッフ紹介
編集後記
こあらの絵

子どもの権利

 記録的な暖冬が続いています。インフルエンザの患者さんもほとんどいませんでしたが、1月下旬から少しずつ集団発生が報道されるようになっています。冬も本番ですので、気をつけてお過ごしください。

 最近は子どもの虐待やいじめについての報道が多く、相変わらず幸せに育つことのできない子どもが少なくありません。子どもはいつの時代も弱い存在で、労働力として使われ、名前もきちんと付けてもらえない時代もありました。現在でも、開発途上国では5歳未満の子どもが1000万人も亡くなっているという報告があります。

 日本では子どもの命はそんなに失われていませんが、果たして子どもたちは本当に幸せに育っているでしょうか。子育て支援の事業もたくさん行われていますが、社会や親のための事業になっていて、子どもの視点が失われていると感じることがしばしばあります。

 世界には「子どもの権利条約」という条約があります。1924年の「子どもの権利に関するジュネーブ宣言」を受けて、1989年に国連総会で採択されました。日本も1994年にこの条約を批准しています。

 この条約には「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の4つの権利を守ることが定められています。しかし、これらの権利はきちんと守られているでしょうか。新幹線の喫煙車両に乗せられている子どもは誰が守るのでしょうか。病気で具合が悪くても保育室に預けられなければならない子どもたちの権利は守られているのでしょうか。過剰な宣伝でゲーム漬けになってゆく子どもたちは、このままでよいのでしょうか。

 世の中はいつも強い人たちの論理で動いています。国家間の関係をみてもそうですし、日本でも障害者や貧困層の人たちがますます暮らしにくくなっているように感じます。子どもの権利を守ることのなかには、私たちはすべての人たちといっしょにどう生きるべきか、という問題があるように感じます。

ジオくんのお薬教室

みなさん、こんにちは。今回は、「薬の飲み合わせ」についてお話します。

お子さんのかかるお医者さんには小児科だけでなく、耳鼻科、皮膚科さらには夜間休日診療所などがありますね。そういった複数のお医者さんでそれぞれ薬をもらうことも少なくないと思います。そしてお薬を出すお医者さんがすでに飲んでいる薬のことを知らないと、同じ成分や効果の薬をさらに出してしまい、両方を飲むことで効きすぎてしまったり、また飲み合わせの悪い薬だった時はいっしょに飲むことで、効果が強まったり弱まったりもします。そのような時に手軽なサイズのお薬手帳をもっていて、他の病院あるいは薬局でもらったお薬が書いてあれば、それを見て先生や薬剤師がチェックできます。

それとは別にお薬と食べ物で注意の必要な場合があります。「ミノマイシン」という抗生物質は、牛乳と一緒に飲むと、身体に吸収されにくくなるという事がわかっています。コーヒーやお茶、コーラなどに含まれるカフェインは、気管支を拡げて呼吸を楽にしてくれる「テオフィリン」というお薬と一緒に飲むと、イライラする、不眠といった症状が出ることがあります。そしてタバコにも薬の効果を変える事がありますのでご注意くださいね。(当然、大人がタバコを吸えば周りにいる子供にも影響がでます!)喘息薬(テオフィリン)、眠気防止薬、解熱鎮痛薬、抗うつ薬の一部は効き目が悪くなり、逆に、血液凝固を防ぐ薬や、精神安定剤などは効きすぎることもあります。これは大変と禁煙をされる決心をした人も注
意です。例えば、今までタバコで喘息薬(テオフィリン)の効き目が抑えられていてちょうど良かったのにタバコをやめたら効き目が強く出てしまうなんてことも考えられます。先生や薬剤師にご相談ください。

これは知り合いの体験ですが、子育て中にとても疲れて、市販の風邪薬を服用後、疲れが取れないからと、栄養ドリンクを飲んだそうです。しばらくすると、立っている事が出来なくなる程の虚脱感に襲われたとの事。これは、どちらにも入っていたカフェインが重なった為の副作用と考えられますので、どうぞ、子育て中のお母さんがたもご注意くださいね。

お薬手帳はお医者さんや薬局に見せることで、おくすりの重複や飲み合わせ(相互作用)をチェックしてもらえます。どの医療機関でもつかえます。また服用している時におきた体調の変化も記入しておくことで、次回の診察時に適切な薬を選ぶ手助けにもなります。薬局でかんたんにつくることができるので、医療機関にかかるときは診察券や保険証などと一緒に出してください。そして、問診や診察の時に、看護師さんや先生に、今使っている薬があるかどうかを伝えるようにしてくださいね。

そろそろご飯の時間かな?ではこの辺で終わります。次回をおたのしみにねワン!

ヨコピーの子育て知恵袋
<乗り物酔い>

 乗り物酔いは一般的には車酔いが比較的軽く、飛行機酔いがこれに次ぎ、船酔いがもっとも重いようです。乳児や幼児には少ないとされています。乗り物酔いの他に例えば自動車の排気ガスや塗料の臭いをかいだだけで、乗り物に酔ったような気分になる人もいれば、プラネタリウムで動く星空を見ただけで気分が悪くなる人もいて、嗅覚的因子や視覚的因子も関係します。また、乗組員として乗船しているときは酔わないが、乗客として船に乗ると酔ってしまう人や、酔いやすいこどもの近親者は同じような傾向を示すなど、心理的因子や素質的因子も関係しています。このような乗り物酔いを防ぐには、まず姿勢に注意することが大切です。具体的には、航空機では座席をリクライニングポジションとし、船では中央部で長軸の方向に身体を構えるのがよいでしょう。船や、自動車では、水平線や遠くのものを見つめるように努め、頭は必要な時だけ、ゆっくり動かすようにします。酔い止めの薬を内服するのも良い方法だと思います。

スタッフ紹介-吉川麗(臨床心理士)

 1月より浅井先生、小倉先生とともに、心理相談を担当させていただくことになりました吉川麗と申します。
 2003年から小田原市、箱根町でスクールカウンセラーや心理判定員、心療内科でのカウンセラーとして働いてきました。一昨年、ある研究会で横田先生、小倉先生にお会いし、お話を伺い、私もいつか横田小児科で働けたらいいなと思っておりました。このたび、念願かなってスタッフの一員となることができ、大変嬉しく感じております。

 主に心理相談では、
(1)心因性の身体症状を呈するお子さんのカウンセリング
(2)多動、着席が続かない、言葉が出ない、視線が合わない、こだわりが強い、
   文字の読み書きが出来ない、数字や計算がわからない、
   等の状態を呈するお子さんのカウンセリングや発達検査等
を担当させて頂くことになります。

 将来的にはプレイセラピーを定期的に行っていけたらいいなと思っています。地域の皆さんのお役に立てるよう、一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。

※吉川先生は1月より毎週月曜日の午後に発達相談を担当していただいています。

編集後記

ようやくこあら通信100号記念誌が発行されます。ご希望の方は受付にてお申し込みください。1月15日から吉川先生が発達相談に加わりました。小倉先生、浅井先生とともに様々な悩みをお持ちの方に対応していきたいと思います。また、産休でお休みだった小長谷さんが復帰しました。忙しい時期ですが、誌面も充実させたいと思っています。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756