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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第92号 2005 December

目次

子どもは周囲の人の心を映す鏡
ホームケアアドバイス
新スタッフ紹介
おすすめの絵本
お知らせ

子どもは周囲の人の心を映す鏡

 急に寒い日が多くなり、いつもの年に比べてカゼ引きの子どもが多い年末を迎えています。ああ、今年も終わってしまう・・と感じる私たち大人とは裏腹に、冬休みやクリスマス、お正月を楽しみに待っている子どもたちがいるのは、何とも頼もしい気がします。
 11月に入って、突然1冊の本が送られてきました。難病の研究者から障害児医療へ方向転換をした知り合いの小児科医が、自分の体験をまとめたものでした。読み進むうちに納得したり、考えさせられたりすることがたくさん出てきて、皆さんにもお知らせしたいと思うようになりました。

 重度の発達障害があり、夜間一睡もせずに大騒ぎする子どもが、困り果てていた母親の気持ちの中で発達障害が受け入れられるにつれて、静かに眠るようになる。自閉的な障害がありきわめて多動で、診察室からすぐに飛び出てしまう子どもが、母親が「すべてを受け入れる」と心に決めると、不思議なくらい落ち着いてゆく。こんな事例が、淡々と語られています。

 「子どもの行動にはわけがある」。言葉で上手に表現できない子どもたちは、それを行動で示しているので親はそれに気づいてあげなくてはならない。依頼された講演会で私がよく話していることですが、子どもたち(たとえ障害があっても)は驚くほどするどい感性を持っていて、親の心を見抜いていることを改めて感じさせられました。

 自分の遊びのために早く寝かせようと思っているときに、子どもがなかなか寝ついてくれない・・こんな経験は誰にでもあるはずです。子どもは親の心をきっと感じているのです。この本の中に書いてある、「子どもは周囲の人の心を映す鏡」の意味をじっくり考えてみると、不可解だと思った子どもの行動の理由が解けてくるかもしれません。

ホームケア・アドバイス-咳

《症状》

 子どもが咳をすると、真っ先にかぜを疑いがちですが、咳はちょっとした気温や湿度の変化、ほこりを吸い込んだときにも出ます。咳は気道にたまった分泌物や異物が肺に入らないように押し出し、呼吸機能を正常に保つための防御反応でもあります。同じ咳でも、色々な種類があります。タンが絡んだしめった咳もあれば、から咳といわれるあまりタンを含まないコンコンという乾いたもの、ゼロゼロとのどから音が聞こえることもあります。診断の手助けになるので、いつからどのような咳が出ているのか受診前に家で確認しておきましょう。


《原因と受診の目安》

 咳の原因の中で、もっとも多いのがかぜ症候群によるものです。かぜをひくとのどにたんがたまり、それを外に出そうとするために咳が出ます。咳だけで機嫌が良く食欲もあり、咳の回数もだんだんおさまってきているときは、家で様子を見ましょう。しかし次のような症状のときは受診してください。
1.咳以外の症状がある
  咳だけではなく、発熱や鼻水、下痢など他の症状があるとき。
2.咳のために眠れなかったり、なかなか良くならない。
  咳は体力を消耗します。咳のために眠っても目が覚めたり、食事があまりできない、咳のために吐いたりしてしまうようなとき。まただんだん咳がひどくなっていくときや長引くとき。
3.特徴のある咳のとき
  咳が長引きコンコンという連続した後にヒューという息を吸うような咳(百日咳)、犬の遠吠えのような咳(仮性クループ)。

《咳が出るときのケア》

・室温(20度前後)、湿度(60%前後を目安にする
・水分をとる(タンが切れやすくなる)
・ひどい時はお風呂は控える。ただし、浴室は湿度が高いので、入浴しなくても風呂場にいるだけで、一時的に呼吸が楽になります。

新スタッフ紹介

医師 伊藤 直香

 こんにちは。土曜日の外来を隔週で担当させていただいております、伊藤と申します。私は小田原市に生まれ、南足柄市塚原で育ち、岩原小学校、岡本中学校に通っておりました。

 大学5年生の時、将来どの科を専門にしようかと迷っていたところ、横田俊一郎先生に出会い、この横田小児科医院を見学させていただき、小児科についてのお話を伺いました。横田先生は、まさに、「必要とされている理想的な小児科医」をしていらっしゃいました。小児科医にはまだまだやるべきことが沢山あり、私もそこに加わって、理想的な、求められている小児医療をつくっていきたい、と思い、小児科に進むことに決めました。今は小児科医となってこの場におり、何だか不思議な感じがしております。

 いつまでも夢や理想を忘れずに、小児科医としても人間としても、成長していきたいと思っております。何かお気づきのことや、ご要望などありましたら、どうぞ教えてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「カングル・ワングルのぼうし」

エドワード・リア 文  ヘレン・オクセンバリー 絵

にいくらとしかず 訳  福音館書店

 ホットケーキにそっくりのおいしいおかしのはをつけたクランペティの木のうえにカングル・ワングルがすわってた、と始まるこの絵本を最後まで読んでもカングル・ワングルがだれだかわかりません。けれども、声に出して読んでみると、ふわりと心が軽くなるような楽しい絵本です。まだ、この本に出会っていない方は、ぜひ、どなたかに読んでもらって楽しさを味わって下さい。

お知らせ

1.年末年始の診療について

 12月21日(水)、28日(水)の午前は診察します。12月29日(木)から1月5日(木)は年末年始 のお休みとなります。1月6日(金)より通常通り診察いたします。

2.麻しん、風しんの予防接種が変わります

 平成18年4月1日から麻しん・風しんの予防接種が、混合ワクチンによる2回接種(1才の間と、5才から7才の間の小学校就学前の1年間)になります。麻しん、風しんのいずれかの予防接種を済ませていないかた(麻しんを1才前に有料で接種して、その後公費での接種を受けていない方も含みます)は、4月1日以後は公費による接種が受けられなくなりますので、両方の接種を済ませておいてください。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756