本文へスキップ

小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0465-34-0666

〒250-0051神奈川県小田原市北ノ窪515‐3

こあら通信バックナンバー

リストに戻る

こあら通信 第84号 2005 April

目次

免疫力を高める
ヨコピ-のQ救箱
ホームケア
おすすめの絵本
お知らせ

免疫力を高める

 年度の区切りで卒業式や入学式の季節です。教育委員としていくつかの卒業式に出席しましたが、しっかり準備された式典の中で、卒業生やご家族の涙に心を打たれたりしました。仕事が忙しいからと自分の子ども達の卒業式に出席しなかったことを、今さらながら悔やんでいます。

 さて、大量の花粉が飛ぶようになり「花粉症はどうにかならないものか」と質問を受けることが多くなりました。これだけたくさんの方が花粉症になってしまうのですから、人間の免疫力に何か変化が起こっているのではないかと思うのも当然です。最近、寄生中学や感染免疫学の学者である藤田紘一郎先生の「ゼロ歳から免疫力を上昇するための方策」という言葉を雑誌でみつけました。

 この中では(1)母乳を飲ませること(2)抗生物質や殺菌剤の乱用をやめること(3)外へ出て自然に触れること(4)笑って明るい生活をすること(5)穀類、野菜類、豆類を中心とした手作りの食事をすること、の5点が強調されています。

 特に小さいころから微生物との触れ合いを増やすことが大切で、日本人の行き過ぎた清潔志向に歯止めをかけることが必要です。また、テレビゲームばかりせず外でどろんこ遊びをすることも免疫の力を高めるために役立ちます。

 食事も小さいころからできるだけ母乳で育てること、インスタント食品などをなるべく避け植物性の食品をとることをすすめています。また「笑う」こと「楽しいことをイメージする」ことが免疫力を高めることが最近の研究で明らかにされるようになりました。精神的に落ち込むと体調が悪くなることは誰でも経験していることだと思います。

 「笑う門には福きたる」という言葉がありますが、昔の人は特別な科学技術を持っていなくても、世の真実を見抜く力を持っていたのだと感じます。卒業式では「千里の道も一歩から」など先人の言葉が引用されることが多いのですが、ごくあたり前な昔ながらの生活の知恵をもっと大事にして生きたいものです。

ヨコピ-のQ救箱

Q. 口の中が切れちゃった。どうしよう?

A. 転んだり、ぶつけたりして舌や唇を傷つけてしまい、出血することがあるよね。その時にまずすることは、顔を前に傾けて、血液を飲み込まないようにして、吐き出させることだよ。血液を飲み込んでしまうと嘔吐の原因になるので、飲み込まないようにすることが大切なんだ。そして、出血を止めるために舌や唇など、傷口を清潔なガーゼまたは脱脂綿で圧迫するんだ。口の中や、唇が切れると、出血が多くてびっくりすると思うけれど、口の中は血が止まりやすく、治りも早い部位なので落ち着いて処置をしてね。出血したところをしっかり押さえて止血し、止まればそのまま様子を見てね。止血できない大きな傷ならすぐに受診してね。口の中をけがした場合は、熱いものや塩辛いもの、酸っぱいものなど、刺激の強い食べ物は避けようね。また、よくかめないから、消化の良いものにしてあげることも大切だよ。もし、歯がグラグラしていたり、折れてしまったり、抜けてしまった場合は、急いで歯医者さんを受診しようね。

ホームケア-アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の最終回は、ホームケアについてお話します。

 アトピー性皮膚炎は、かゆい→かく→傷がつく→ますますかゆくなる→さらに かく・・・という悪循環を止めない限りなかなかよくなりません。かゆみを少なくするための工夫はとても大切です。

1. 肌の汚れを洗い流す
 汗や汚れはかゆみの原因です。シャワーやお風呂で洗い流しましょう。濡れタオルで拭くだけではとれないし、こすると肌が傷みます。

2. 肌の乾燥を防ぐ
 乾燥した肌はとてもかゆいものです。触ってみてカサカサしていたら保湿剤を塗って、いつも肌をしっとりさせておきましょう。

3. 爪の手入れ
 とがった爪でかくと小さな傷がいっぱいできて、ますますかゆくなります。爪は短く切るだけでなく、目の細かなヤスリで磨いて角を丸くしておきましょう。

4. 寝具
 毛布は直接肌にふれないようにカバー(柔らかい木綿など)をしましょう。寝る時に暖かすぎるとかゆみが強くなるので気をつけましょう。

5. 衣類
 肌着は柔らかい木綿がいちばんです。赤ちゃんを抱く時は、お母さんの肩や胸に顔をこすりつけるので、お母さんの衣類にも気をつけましょう。洗濯は特別な洗剤や柔軟剤を使う必要はありません。十分すすいで洗剤が残らないようにしましょう。

 いろいろ気をつけてもかゆい時は、かゆみ止めの飲み薬(抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤)をしばらく使うこともあります。治療を始めると、わからないことや疑問に思うことが次々とでてくるでしょう。どんなに小さなことでも、遠慮なく質問してください。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「チムとゆうかんなせんちょうさん」

ぶんとえ エドワード・アーディゾーニ 

福音館書店

 海辺に住んでいる幼いチムは、船乗りになるのが夢でした。

 両親にもっと大きくなってからといわれても、どうしてもあきらめられません。ところがある日、大きな船に乗り込むチャンスが来て、幼いチムのハラハラドキドキする冒険の物語が始まります。

 子供たちは、自分がチムになってチムの喜びや悲しみ、つらさやこわさも同じように体験して、満足感を味わうことでしょう。

お知らせ

 既にご案内した通り、4月1日から結核予防法の一部改正に伴い、BCG接種対象者は生後(原則)3ヶ月以上6ヶ月未満のお子さんとなり、ツベルクリン反応はなくなります。生後6ヶ月以上のお子さんで接種希望の方は有料となりますのでご注意ください。(接種の機会をのがしてしまった方はご相談ください)

 公費で接種される方で小田原市、足柄下郡(箱根町、真鶴町、湯河原町)にお住まいの方は個別接種となりますので当院で接種できます。南足柄市、足柄上郡にお住まいの方は集団接種となりますので、各市町村の接種のスケジュールをご確認ください。

 BCGに限らず、予防接種のスケジュールについてお困りの方は気軽にスタッフにご相談ください。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756