本文へスキップ

小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0465-34-0666

〒250-0051神奈川県小田原市北ノ窪515‐3

こあら通信バックナンバー

リストに戻る

こあら通信 第80号 2004 December

目次

「いのち」とお金
ヨコピ-のQ救箱
ホームケア
おすすめの絵本
お知らせ

「いのち」とお金

 新潟中越地震で大きな災害が起きています。先日の台風といい、自然の力の大きさに恐れを感じるこの頃ですが、被災地の方々が一日も早くもとの生活に戻れるよう祈らずにはいられません。

 今月は、夏に開催された日本小児科医会の研修会でNHK放送文化研究所専門委員の清川輝基さんのお話を聞く機会がありましたので、少し紹介してみようと思います。

 この中で驚いたことは、現代の小中高校生の1日のメディア接触時間は約6時間という数字が出ているということです。これは、年間の総授業時間数の約2倍にあたるそうです。また、いつも平面ばかり見ていることにより、立体的にものを見る視力が大きく落ちていて、小さなものにもつまずいて転びやすい要因になっています。また、メディアの影響で外遊びが減り、体力が低下しています。特に背筋力の低下が著しく、中学生男子の平均は介護に必要な親を抱き上げる力にも満たない、女子では安定して子どもを抱っこする力にも満たないという結果が出ています。

 メディアへの接触時間が増えて本を読まなくなり、日本の子どもが読む本の数は世界でも最低に近くなっています。また、ビデオなどの普及で赤ちゃんのうちからメディア漬けになっている影響で、友達関係が持てない、表情が乏しい、見立て遊びができない、自分から話しかけようとしない、視線が合わないなどの行動の特徴が多く見られるようになったことが報告されています。

 メディア・リテラシーというのは、「メディアをコントロールする力」という意味で、メディアから離れて時間を自己管理できることを指しています。つけっぱなしのメディアに自分の時間を奪われるのではなく、自分自身で必要なだけのメディアを利用していく能力のことです。世の中が便利になって、一見余裕が出てきたように見えていながら、実は私たち現代人は大切なものを奪われているのではないでしょうか。

 「人生にとって大切なもの」・・これをもう一度見つめ直し、メディアとのつきあい方も考えていかなくてはならないと思いました。

ヨコピ-のQ救箱

Q. 予防接種を受けたら運動しちゃダメなの?

A.  私たちは日常生活の中でさまざまな細菌やウィルスなどと共存しています。予防接種は病気に対する抵抗力をつけ、発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法なんだ。接種を受ける時期と間隔、副反応などについては市町村から配られている「予防接種と子どもの健康」という冊子に書いてあるから受ける前には必ず目を通しておこうね。

 予防接種にはわずかだけれど副反応が起こることがあるんだ。ショックになるような大きな副反応は、接種して30分以内に起こるから、接種後30分はよく様子を見ておいてね。それから、どの予防接種を受けた後でも普段通りの生活をして大丈夫。お風呂も入っていいんだよ。運動も普段している程度ならかまわない。スポーツクラブや水泳も、普段と同じ練習ならOKだよ。

ホームケア-おしりのトラブル

 おむつかぶれは、おむつのあたっているところに起こる炎症です。初めは赤くなるだけですが、ひどくなるとポツポツとあせもの様な湿疹として現れ、かゆみ痛みを伴い、重くなるとただれて血がにじんだりする事もあります。
 おむつかぶれになりやすいのは、

1. ゆるゆるのウンチで回数が多い
2. 腸炎による下痢
3. 長時間オムツを替えられない
  (外出時や夜間など)

 などのときです。尿中のアンモニアや便中の消化酵素が皮膚を刺激して炎症を起こし、オムツの素材が皮膚に影響を与えます。おしりを拭いたら痛がる、おむつをはずすとかゆがっておしりに手をやるなどのサインが出たら、かぶれが起こり始めたサインです。

 汗・虫刺され・オムツによりこすられる刺激・手による機械的な刺激・カビ(カンジダ)などによってもかぶれは起こります。

 かぶれを予防する為に、こまめにおむつを替え、おしっこやウンチを皮膚に残さないようにやさしく拭き取り、できればシャワーや洗面器のお湯で洗い流し、乾燥させてからオムツを当てましょう。

 一晩おむつをあてたままにしていて、少しおしりが赤くなった程度なら清潔にして様子を見ましょう。拭く時に痛がったり、炎症が広がるようなときが受診の目安です。薬は亜鉛華単軟膏がよく使われます。炎症が強いときは、炎症に合わせて弱いステロイド軟膏を使います。なかなか治らないときは、カビの一種であるカンジダ感染が原因の皮膚カンジダ症の可能性もあります。この場合、ステロイド軟膏を塗ると悪化してしまいます。治療してもよくならないときは、必ず相談して下さい。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「ゼラルダと人喰い鬼」

評論社
トミー・ウンゲラー さく
たむらりゅういち・あそうくみ やく

 さて今回はちょっとこわいけど何度も見たくなるお話を紹介しましょう。子どもを食べるのが大好きな人喰い鬼とお料理が好きの好きな女の子のゼラルダのお話。しばらく子どもにありつけなかった腹ペコの人喰い鬼に、優しいゼラルダはお料理をタップリとごちそうします。ゼラルダの作り出すお料理のおいしそうなこと!お話の展開も楽しみです。独特でユニークな絵がいい味を出しています。少し大きな子供たちに人気のある絵本です。

お知らせ

1.年末年始の診療について


 12月22日(水)は診察します。12月29日(水)から1月5日(水)は年末年始 のお休みとなります。1月6日(木)より通常通り診察いたします。

2.電話予約について

 冬になり、診察が混んでくるに従って、間違え電話等の苦情が増えてきます。自 動予約にかける際は、くれぐれも電話番号を確認してください。話し中にならな い、間違え電話の心配のないインターネット予約のより一層のご利用をお願いし ます。何か問題がありましたら(メールアドレスの変更、家族メンバーの追加等)、 yoyoaku@ycc.or.jp までメールをください。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756