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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第74号 2004 June

目次

傍若無人
ホームケア-
新スタッフ紹介
おすすめの絵本
お知らせ

傍若無人

 クリニックの駐車場に今年もツバメがやってきました。毎年忘れずにやって来ることに感心しながら、自然の営みの不思議さを思ったりもします。年を取ったからというわけではありませんが、最近若い人たちの行動に戸惑うことがよくあります。

 中学・高校生をはじめとする若い世代が、電車の中や駅の構内など公の場所で行動するときに、あまりにも周りの人の目を気にしないということです。大きな声のおしゃべり、人前でのお化粧、携帯電話など挙げたらきりがありません。「傍若無人」という言葉がありますが、まさに周囲に人がいないような振る舞いです。わざと自己主張しているつもりでこういう行動をとるのでしょうか。私の友人はそうではないと言います。今の若い人たちにとって、自分の知らない人は「人」ではない、つまり他人でもない、というのですが、なるほどと思ってしまいます。

 どうしてこのようなことになってしまったのでしょうか。私の世代は「周りの人に迷惑をかけるような人間だけにはならないように」と言われて育ったものです。社会には自分と同じ「人」である他人がいて、その人たちといかにうまく暮らしていけるかということが、とても大切な処世術でした。時代が変わって他人の力を借りないでも生きられるような錯覚が広がっていますが、私たちは何か大切なものを忘れてしまったような気がします。

 自分と同じ人間が生きているということを、もっと小さいうちから伝えなければなりません。また、迷惑のかかる行動に対しては、周囲の人がすすんで注意するということが必要です。何も言われないからこれでいいのだ、という誤解を作らないために、口うるさいおじさん、おばさんになれるよう、私たち大人はもう一度考えてみなくてはなりません。

風疹

 風疹は風疹ウィルスによっておこる全身の感染症で、「三日ばしか」とよばれている病気です。唾液などの飛沫によって感染し、潜伏期間は2~3週間です。6~9年ごとに大流行があり、今年は12年ぶりの流行といわれています。一度流行があると数年は続くという傾向があります。幼稚園から小学校にかけてかかることが多い病気で、30%前後はしらないうちにかかってしまう不顕性感染になるといわれています。子どもは軽い症状のことが多いのですが、妊娠早期の母親に感染すると、胎児に感染して先天異常をおこすことがあります。

《症状》

 発疹はバラ色の小さく盛り上がった発疹で顔や首のあたりから出始め、全身に広がり、3日くらいでひいてしまいます。小さい子どもでは、ほとんど熱は出ないことが多く、その他の症状として耳の後ろのリンパ腺の腫れ・ノドの発赤・眼の充血がみられることもあります。

《合併症》

 成人では関節が腫れることが多くありますが、子どもではあまりありません。かかって1~2週間以内に血液中の血小板が減少することが時々あり極端に減ると出血班がでたり、鼻血がでたりすることがありますが、一時的なもので、自然に回復します。

《胎児に感染すると?》

 母親が感染し、特に妊娠3ヶ月までの胎児にも感染すると、器官の形成に支障をうけ異常が起こります。これを先天性風疹症候群とよび、主な症状としては、白内障、心臓の異常、難聴などが生じます。風疹の流行があるたびにこのような子どもが増えることが知られています。風疹の流行をなくし、先天性風疹症候群を減らすために平成6年の予防接種改正で、1~7歳半までの子ども全員にワクチンを接種することになりました。子どもがワクチンを受けたかどうかもう一度確認し、早めの接種を心がけて下さい。

新スタッフ紹介

 皆さん、こんにちは。4月からスタッフに加わった看護師の小長谷です。出産・育児のため以前勤めていた病院を辞め専業主婦をしていましたが、縁があり、横田小児科医院で働くこととなりました。

 住まいは、病院と同じ北ノ窪にあり夫と子ども二人(3歳と1歳)の4人で暮らしています。私が生まれ育った所は東北です。夏は外で日焼けなんか気にせず遊び、冬はスキー、スノボー、そりなどで遊んだ毎日でした。小田原には、結婚してから住むようになりました。結婚して数年経っても、環境や言葉に慣れない日々です。子育てでも毎日泣いたり、怒ったり、笑ったりと悩みを抱えています。

 看護師としてだけではなく、同じ子どもを持つ母としてみなさんと関わっていけたらいいなと思っています。皆さん、気軽に声をかけて下さいね。どうぞよろしくお願いします。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「こねこのぴっち」

ハンス・フィッシャー文・絵

石井桃子訳 岩波書店

前回ご紹介した「たんじょうび」の最後に登場する生まれたてのこねこが主人公です。少し大きくなったこねこのぴっちは兄弟達が猫らしく遊ぶ中、他の動物になろうと色々やってみます。山羊のまねをしたり、雄鶏のまねをしたり・・。途中怖い目にも遭って、やはり猫でいるのが一番と納得します。踊る様な曲線で描かれた絵は洒落ていて楽しさに溢れています。作者の動物達への愛情が伝わってきます。

お願い

 集団生活に慣れてくるとともに、感染症がはやりはじめる時期となりました。みずぼうそう、おたふくかぜなどの感染症の疑いがある方、発疹がでているかたは必ず受付に申し出てください。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756