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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第70号 2004 February

目次

かかりつけ
ホームケア-
ヨコピーのQ急箱
おすすめの絵本
お知らせ

かかりつけ

 今年もインフルエンザが流行し始めました。怖い病気というイメージが、マスコミの影響もあって強くなっていますが、基本的には自然に治る病気です。子どもの様子をよく観ることが最も大切だということは、他の病気と同じです。

 今月は「かかりつけ」について考えてみます。こあら通信を読んでくださる方の多くは、当院を「かかりつけ」と思ってくださるでしょう。では、「かかりつけ」とはどういうクリニックでしょうか。病気になったときにいつでも治してくれるクリニック、と思う方もいるでしょうが、はたしてそうでしょうか。

 インフルエンザのように、子どもの病気の多くは特別な治療なしに治るものです。そうだとしたら、かかりつけ医はいったい何を仕事にしているのでしょうか。もちろん診断や治療が必要な病気もたくさんあるのですが、私たちの仕事の最も大切な部分は「水先案内人」としての役割なのだと思います。健康にかかわるすべてのことに関わり、自分の知らない病気は面倒をみない、というのではなく、どんな相談でも受けましょう、という立場です。

 実際私のクリニックで解決できる問題はその一部でしかありませんが様子を見ていてよいものだと判断したり、他のクリニックを紹介したり、生活上のアドバイスを与えたりすることこそ大事な仕事なのだと思っています。

 昨年末に当院でアンケートをお願いしましたが、「直接の病気以外の相談をすることがありますか?」という質問を出したのは、「かかりつけ」の意識調査を狙ったものでした。結果は、どんなことでもすぐ相談しようと思っている方は約1/3 程度でした。健康に関する問題が起こったときに、すぐに思い出してもらえるクリニック、より身近なクリニックを目指して診療を続けたいと考えています。

伝染性単核球症

《原因》 

 耳慣れない病名ですがEBウィルスの感染によっておこる病気です。EBウィルスはありふれたウイルスで、大人では大部分の人がすでに感染しています。気付かれないうちに感染していることが多いのですが、ときに伝染性単核球症という病気となることがあるのです。

《症状》

 高熱が数日間、時には一週間以上も続き、首のリンパ節が腫れます。全身に発疹がでたり、目の周りがむくんだりすることもよくあります。また扁桃に白い膜がついたり、上あごに出血斑が出たり、肝臓や脾臓が腫れて肝機能が悪くなったりすることもあります。

 血液の検査で、形の変わったリンパ球(単核球)が増えるのでこの病名が付けられています。形の変わったリンパ球や肝機能障害を確かめるために、血液の検査をするのが一般的です。

《ホームケア》 

・発熱:何日も高熱が続くので不安になることもありますが、一般的な熱への対応で十分です。解熱剤は、苦しそう、眠れない、キゲンが悪い様なら使用してもかまいません。
・食事:のどは痛いし、熱も高いので、 食欲がないのはしかたがありません。子どもの好きなもので消化のよい物を与えましょう。
・入浴:高い熱があるとき、元気がないときはひかえて下さい。

《治療》

 原因のEBウィルスに効く薬はありません。熱やのどの痛みをおさえる薬を処方しますが、ふつうは自然に治ります。高熱が続く時や、水分をあまり飲めない、元気がなくてぐったりしている時はもう一度受診しましょう。肝機能障害が強いときなど、病状によっては入院が必要になることもあります。

ヨコピーのQ急箱

Q. 激しく泣き出したあと、息を吸うことができず顔色が悪くなりました。急に意識がなくなって手足はかたくなり、からだを弓なりにそらしていました。一分位でもどりましたが、またおこしたらどうしようか、と心配です。

A. 子どもの脳は未熟なので、怒りやかんしゃくのために息をこらえていると脳へ行く血流が急に減って、一時的にオーバーヒートしてしまうんだ。これを「泣き入りひきつけ」と言うけれど、ほとんど泣くことなく、急に顔色が白くなり、意識がなくなるということもあるんだ。頭を打った、びっくりしたなどのきっかけでおこることもあるよ。息を止めるから顔色が悪くなるけれど、脳の病気ではないから後遺症も残らないし、5歳くらいまでには起こさなくなるんだ。また起こったとしても何もしなくても必ず回復するよ。でも生後6ヶ月以下の赤ちゃんが起こしたときや、ひきつけが一分以上続いたときは、脳波の検査が必要な場合もあるから相談してね。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
いたずらきかんしゃちゅうちゅう

バージニア・リー・バートン ぶん/え

むらおか はなこ 訳 福音館書店

 黒い小さなきかんしゃちゅうちゅうの冒険のお話です。ちゅうちゅうは毎日、同じコースを走るのにあきて、ある日そっと逃げ出します。ちゅうちゅうはものすごいスピードで、町や村を走ったので、さあ大変・・・。

 お話はスリルに富み、ページをめくるごとに興奮をよび、子どもの心をひきつけてしまいます。少し長いお話ですが、3歳ぐらいの子どもにも充分楽しめる絵本です。

カウンセリング外来開設のお知らせ

毎週月曜日の午後に、石井かなめ先生の担当で、カウンセリングを始めました。

心のちょっとした問題がからだの症状に表れているお子さん、学校や園に行けないで困っているお子さんなどの相談をおうけします。予約を希望される方は、受付に直接、あるいは電話(0465-34-0666)にてお申し込みください。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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