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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第61号 2003 May

目次

‘話す’‘聴く’
ホームケアアドバイス-病気の時の食事
新スタッフ紹介
おすすめの絵本
診察室を一部改装します

‘話す’‘聴く’

 新しい年度が始まって、たくさんの子どもたちが新たな集団生活に入りました。ちょっと疲れが出てきたようで、熱が出たり、おなかを壊してもどしたりする子どもたちも増えています。5月病といわれるように、精神的にも新しい生活に馴染めずに、体調を壊したり休みがちになったりする季節です。保護者の方々はじょうずにお子さんを見守ってあげてほしいと思います。

 この季節にかぎらず、人間関係がうまくいかない子どもたち、そして人付き合いがじょうずでない保護者の方々が増えているように感じます。何でだろう・・と考えていたのですが、コミュニケーションの基本である「話す」「聴く」という基本的な力が育っていないからだと、ある勉強会で教えられました。

 文字が使われるようになったのは、古代エジプト語の歴史を考えても5千年程度前でしょうが、人が互いに話し聴くという文化は何十万年も前から続いていた違いありません。文字の文化は発展して手紙や本になり、今ではインターネットや携帯メールがその主流になっています。確かに便利になったのですが、こうしたコミュニケーションの手段は本当に人の心を伝えているのでしょうか。

 「好き」という言葉一つにしても、メールで送るのとドキドキしながら相手を目の前にして言うのでは大違いです。便利な手段ができたために、人は自分の本心を見せずに他の人と付き合うことに慣れてしまったような気がします。そして、本当の自分の心さえ、分からなくなりかけているのではないでしょうか。自分自身も反省しなくてはならないと思うことがしばしばです。

 こうしたコミュニケーションの基本は小さなうちに築かれていきます。赤ちゃんにテレビやビデオを見せっぱなしにせず、また小学生をテレビゲームの前に座りっぱなしにさせずに、子どもときちんと向き合って話をすることが本当に大切なのだと思うこの頃です。

ホームケアアドバイス-病気の時の食事

 赤ちゃんや幼児は体が小さいので、思ったより早く脱水症状を起こします。市販の乳幼児用イオン飲料は脱水の進行をとめるのに適しているので利用するとよいでしょう。母乳やミルクは基本的には 欲しがったら与え続けます。離乳食は食べやすいものや消化の良いものを選んで与えた方が、体力が落ちず、回復が早まるでしょう。

 学童期は大分体力や抵抗力がついてくるので、ふだんより水分補給に気をつけ、食べたいものや食べられるものから食べていきます。最初はスープなど、水分も一緒にとれるものや、おかゆ、うどんなど、消化が良く、でんぷん質のものが適当です。体力をつけるために、徐々に、タンパク質食品や野菜などを加えていきます。ちゃんと消化できるようならふつうの食事に戻していきます。

 抵抗力の弱い幼い子どもほど病気になるとガクっと食欲が落ちます。多少具合が悪くても、食欲があれば安心ですがぐったりしていて食欲がない時は無理じいは禁物です。病気の時は消化機能も弱っていることが多いのです。

病気のときには

1.かぜをひいたとき・・ 消化が良くてエネルギー源になるもの

2.熱があるとき・・・・水分、タンパク質、ビタミンを補給して体力維持ができるように

3.のどが痛いとき・・・刺激が少く、栄養価の高いものを

4.せきがあるとき・・・水分が多くのどごしのよいものを

5.吐いたとき・・・・・脱水症状を防ぐため、吐き気がおさまったらとにかく水分補給を

6.下痢をしたとき・・・主食を消化がよくなるよう工夫して少しずつ

7.便秘のとき・・・・・豆、いも、野菜、くだもの、海藻などで食物繊維を豊富に

8.口内炎のとき・・・・口の中を刺激しない、薄味でやわらかいもの

新スタッフ紹介

アレルギー外来担当 安戸 裕貴

 皆様、はじめまして。

 この度、4月より、高橋先生の後任として、アレルギー外来を担当させていただくことになりました安戸です。

 平成10年に東京大学小児科に入局(横田先生の後輩になります)研修後、亀田総合病院小児科での勤務を経て、平成14年より東京大学大学院生として、免疫・アレルギーの研究をするかたわら、アレルギー外来を担当しております。

 アレルギーは決して治らない病気ではなく、多くのお子さんが成長とともに軽快していきます。しかし、同時に症状を理解し、日常の管理、予防をすることもたいへん必要であります。

 アレルギー外来を通じて、皆様が喘息、アトピー性皮膚炎などのことをもっと知り、対応していくことに微力ながら、お手伝いできればと考えております。よろしくお願いします。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
ガンピーさんのふなあそび

ジョンバーニンガム 作  
みつよしなつや 訳  
ほるぷ出版

 ガンピーさんが舟で出かけようとすると、子どもや動物たちが次々とやって来て・・・。

 淡い色彩で描かれた絵、単純だけれど、ガンピーさんのやさしさ、おおらかさが伝わってくるお話です。一人ひとりをあるがままに受け入れてくれる広くて深く暖かい世界に、子どもたちは心の底から満足するでしょう。

診察室を一部改装します

 5月の連休を利用して診察室の一部を改装します。診察机が大きくなり、診察用のベッドがレントゲン室側の間仕切りに沿って置かれるようになります。また、先生の隣に事務の職員が座り、先生の診察のお手伝いをするようになります。患者さんと先生が今まで以上によいコミュニケーションがとれるようにすることが目的です。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756