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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第55号 2002 November

目次

クリニックを受診する理由
ホームケアアドバイス-細気管支炎
ヨコピ-のQ救箱
おすすめの絵本
お知らせ

クリニックを受診する理由

 朝夕はだいぶ寒くなってきました。久しぶりに湘南海岸をドライブしてみましたが、空気が澄んで富士山や伊豆半島がとてもきれいで、浮世絵の世界を思い出しました。

 気候が変わると決まってカゼ引きの子ども達が増えてきます。クリニックを訪れる子どもたちを観察していると、同じようにカゼを引くのに、いつもやって来る子もいるし、予防接種を除いてはほとんど来ない子もいます。私はこの違いに以前から興味があって、心配で何回も受診する理由についてよく考えます。

 もちろん子どもの具合が悪くて受診せざるをえないということが多いのですが、結構元気でどうして来たのかな・・と思うことも少なくないのです。明日から旅行に行く、明日運動会などという理由は簡単明瞭です。また、兄弟や近所の人がカゼから肺炎になった、お父さんやお母さんの兄弟が昔重い肺炎にかかって死にそうになった、などの体験が心配の原因ということはよくあります。おじいちゃん、おばあちゃんが心配性で、カゼを引くとすぐにお医者さんへ連れていきなさいと催促するという話もよく聞きます。

 子どもが結婚後だいぶ経ってから生まれた一粒種、という状況も子どもへの心配を強くする原因になるでしょう。このようにいろいろな理由があるのですが、診察するときにこの理由が見えてこないこともあります。心配事にきちんと答えるために問診のときに受診した理由を聞き出そうとするのですが、お母さん自身がよくわかっていないこともあるのです。クリニックへ行く前に、今日はどうして受診するのか、何を一番聞きたいのかを考えて、私たちに伝えていただけると助かります。すぐに治せない病気も多いのですが、安心感をもって帰っていただくことはできるからです。

 「元気だけど子どもが横田さんに行きたいというから」という、嬉しい話も時々聞かせてもらいます。これも立派な理由です。お子さんの期待を裏切らないようなクリニックであり続けたいと思っています。

ホームケアアドバイス-細気管支炎

《どんな病気?》

 気管支の一番奥の、気管支が枝分かれした細気管支に炎症が起こります。主に6カ月未満の乳児がかかりやすく、50%以上がRSウィルスの感染が原因といわれています。風邪の流行する冬に起ります。RSウィルスは迅速検査キットによって約20分で診断が可能です。

《症状》

 最初は鼻水、軽い咳、発熱から始まります。1~2日のうちに咳がひどくなり呼吸が速くなります。

《ホームケア》

1. 呼吸の様子をよく観察する。
 ・息をするとき、鼻の穴が広がったり、胸がぺこぺことへこむ。
 ・うなりながら息をする。
 ・息を吐く時、ヒューヒュー、ゼーゼーと笛のような音がする。
 ・母乳やミルクをのまなくなる。
 ・唇のまわり、指先の色が青っぽくなる。
  もし、こんなに苦しそうな呼吸をしていたら、いつでも相談して下さい。

2. 呼吸が楽になるようにしてあげましょう。
  体をおこし、立て抱きにして背中をとんとんやさしくたたいてあげましょう。

3. 鼻づまり、発熱を楽にする。
  鼻水は吸いとってあげましょう。加湿器や、洗たく物を部屋に干すなど十分な湿度が必要です。高熱の時   は、着せすぎず、室温を上げすぎないことが基本です。ぬらしたタオルで体をふいたりしてもいいでしょう。

4. 水分を十分あげましょう。
  母乳やミルクは1回量を少なくして、回数を増やしましょう。こまめに水分(湯冷まし、麦茶、アクアライトなど)をあげ、飲んだ水分の量や、尿の回数をメモしておくと診療に役立ちます。

《予防》

 風邪が流行する時期には、人混みに連れていくことをできるだけ避けましょう。

ヨコピ-のQ救箱

Q. よだれが多いけれど大丈夫?

A. 昭和30年代は「よだれかけは1日20枚もいる」のが常識みたいだったけど、だんだん「よだれをたくさん垂らす子」は減り、「よだれかけがほとんどいらない子」が増えてきたんだよ。よだれというのは唾液が外に出てくるものを指すけれど、よだれを垂らさない子は唾液を分泌しないのではないんだよ。唾液は必要なものだから、おとなも子どもも始終分泌されているんだ。垂らさない子というのは「おとななみに唾液を外に出さずに胃の方に流せる機能」を早くから獲得できるためで、いわば進化なんだよ。でも、ほかの発達が順調であれば、「4才までよだれを垂らしていても大丈夫」といわれているから安心してね。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「ラチとらいおん」

マレーク・ベロニカ ぶん・え  とくなが やすとも やく  福音館書店

 せかいじゅうでいちばんよわむしなラチが、小さな赤いライオンに手助けされながらどんどん強くなっていくおはなしです。
 子どもは、よわむしのラチを外から眺めたり自分を重ね合わせたりしながら楽しみ、だんだん強くなっていくラチにうれしさと安心感をいだきます。ゆったりとしたこの本で子どもはのんびりと心を解き放ち、安心して息抜きするのでしょう。

お知らせ

 看護師の栗原さんが10月中旬から出産休暇に入りました。栗原さんの休暇中は、平日は星山さん、大上さんの2名の看護師さんが交代で出勤します。また、平日の夕方は村尾さん、米山さん、中舘さん、土曜日は滝田さんが、看護師さんたちのお手伝いをします。しばらくの間新しいスタッフと従来のスタッフが力を合わせて働きますのでよろしくお願いします。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
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