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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第54号 2002 October

目次

温かいまなざし
日本外来小児科学会に参加して
ヨコピ-のQ救箱
おすすめの絵本
お知らせ

温かいまなざし

 一気に秋がやってきました。喘息発作を起こす子、お肌がガサガサし始める子などで外来がにぎわうようになっています。気持の良い季節を楽しめるよう、健康管理には気をつけてください。

 先日、足柄地区の保健・福祉・教育などに関わっている人たちで行っている勉強会「コスモスの会」で北小田原病院に勤務されている児童精神科医、田中哲先生のお話を聞きました。田中先生は子どもの虐待防止の活動を熱心にされていて、今回は「子どものこころの発達」についてのお話でしたが、印象に残ったことを一つお伝えしたいと思います。

 人間は1歳近くになって初めて人間らしくなってきますが、植物にたとえれば1歳までは土の中で種を温められているようなものです。植物の種は土の中でも太陽の光が必要です。同じように子どもも人間らしく育つには光が必要なのですが、子どもにとっての光とは両親や周囲の人の温かいまなざしです。

 温かいまなざしとはどのようなものでしょうか。それは程よく子どもに向けられた温かい気持とでも言えるでしょう。少なくてもいけないし、多すぎてもいけない。それによって子どもの心は育てられ、土の中に根を張るようになります。ここで失敗すると、芽が出て大きな花になっても、ちょっとしたトラブルで倒れてしまうことになるわけです。虐待を受けて育った子どものこころの問題もここにあります。

 誰でも自分の子どもを大切にしている・・と思いながら、私たちは知らず知らずのうちにこの温かいまなざしを忘れかけているのではないでしょうか。体の異常や発達の遅れには神経質なほど気を使いますし、少しでも学力が上がるようにと一生懸命になりますが、それと反比例して温かいまなざしは失われているように思えます。先月号でお伝えしたベトナムで感じた温かさは、この「温かいまなざし」ではなかったのかと、私は今になって思い直しています。

 子どものこころを育てるために必要な、温かくて気持の良いまなざしとはどのようなものか・・もう一度考え直してみたい気がします。

日本外来小児科学会に参加して

 8月31日、9月1日の2日間、名古屋市で開かれた「第12回日本外来小児科学会年次集会」に当院の院長、高橋先生、渡辺先生、医院のスタッフ、薬局のスタッフとともに参加してきました。スタッフが参加したワークショップの概要についてご紹介します。

 「小児科外来で小児の事故防止活動を展開しよう!」に参加しました。「小児の事故は予防できる」との認識のもと各地で行われている具体的な事故防止活動の取り組みについて話し合いをしました。今まで収集したデータを今後どのように活用していくかについても話し合われました。(斉藤、岩本)

 「虐待から子どもたちを守るネットワークづくり」、「育児支援ソフト『Hello Angel』で育児相談」に参加しました。前者では、愛知県で活動するCAPNA(子どもの虐待防止ネットワークあいち)の弁護士・新聞記者による子どもの虐待の深刻な実態、ネットワーク作りにおける課題などについてお話を聞き、自分の役割に気づきました。後者では、「Hello Angel」利用の実態、今後の課題を話し合い、IT時代の育児支援システムへの理解を深めることができました。(露木)

 「明るい小児科外来づくりへ/私たち看護婦、事務員にできること」、「クリニックが選ぶおもちゃ」に参加しました。クリニックにいる間、少しでも気持ちよく過ごせるように、具合の悪い子供たちが少しでも楽になれるように、どこのクリニックでも大変な努力がなされていました。また、こだわりを持って環境作りやおもちゃ選びが行われていました。私たちもまだまだ努力すべきことがあることを思い知らされ、良い刺激を受けて帰ってきました。(山田、小川)

 「少子化と小児医療の将来」と「クリニックスタッフの危機管理」に参加しました。前者は出生率の低下に伴う子どもの減少と高齢化が進むことによって引き起こされるさまざまな問題について理解を深めることができました。後者は危機管理マニュアルを作成しようという目的で3年計画で進められているワークショップの第3回目です。(吉田)

 ワークショップを通じて、他のクリニックの方々と会う機会が得られることもこの学会に参加することの大きなメリットです。今年も学会に参加した経験を生かして、横田小児科医院をより良いクリニックにできるよう皆で努力していきます。

ヨコピ-のQ救箱

Q. 血液型はいつ頃調べればいいの?

A.  新生児のときにお母さんの血液型と合わなくて貧血になる場合や、とてもめずらしい血液型の可能性があるとき、輸血が必要なときを除けば、血液型を調べる必要はないんだよ。急に輸血が必要になっても必ずその時に血液型を調べるから、血液型を知っていないと困るということはないんだ。でも、子どもの血液型を知りたいのは人情だね。痛い思いをさせるのはかわいそうだから、何か病気になって採血をするときに一緒に調べてもらおう。

 ただし、6ヶ月頃までは子どもの血液の水の部分はお母さんの血液からきた成分が残っているので、水の部分で調べるとお母さんの血液型になってしまうんだ。赤血球の血液型と一致しないと血液型を決められない・・ということになってしまうんだ。正確に知りたいのなら9ヶ月を過ぎてからにしようね。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)
「大きなかぶ」

内田莉莎子(再話) 佐藤忠良(画) 福音館書店

 ロシア民話の楽しい絵本です。おじいさんが植えたかぶが、とても大きく育って、一人では抜けません。おばあさんや犬などが順々に加わって、やっとかぶは抜けました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」の力強いリズムの繰り返しに子どもたちの期待はどんどん膨らみ、かぶが抜けるとホッとして大きな満足感を味わいます。単純で繰り返しが多く、言葉の響きを楽しめるこのお話は、子どもが初めて出会う昔話として最適だと思います。

お知らせ

インフルエンザ予防接種の予約を受け付け中です。予防接種は10月中旬に始まります。詳しくは受付まで(0465-34-0666)

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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