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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第37号 2001 May

目次

「いじめられる」を考える
ホームケア・アドバイス
ヨコピーのQ救箱
新スタッフ紹介
おねがい
おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)

「いじめられる」を考える

 新緑が美しい季節になりました。大好きな季節なのですが、毎年5月は体調が今一つという感じがします。気候の変わり目にあたりますし、新年度の張り詰めた気持ちが一段落することも影響しているのかもしれません。「5月病」という言葉もあるくらいですから、皆さんも気をつけて生活してください。
 昔から、生まれつきの小さなあざなどを気にして病院を受診されるお子さんは多いのですが、「大きくなっていじめられると可哀相だから治療してほしい」という訴えを聞くことが最近多くなったように思います。親としてはもっともな考え方にもみえますが、果たしてそうでしょうか。
 「いじめられる」という発想の向こうには、「他人と同じでないと不安でしょうがない」という考え方があるように思います。ところが人間はけっして皆同じではありません。長所もあれば短所もあり、お互いにそれぞれを認めあいながら生活をしています。親はこのことを子ども達に教えていかなくてはなりません。
 背が小さい、運動の障害があるなど治療法のない問題もたくさんあるわけで、それが解決されないと幸せにはなれないと思い込んでいる人がとても多くなったような気がするのです。どんな問題があっても自分の大切な子どもであり、それを補うに余りあるすばらしい長所があることを我が子に伝えていくこと、子どもが自信をもって生活できるよう勇気づけることこそが、親にとって必要なことだと思うのです。

4月から「おはなしたんぽぽ」の協力を得て、絵本の読きかせの会を月1回(水曜日)開催することになりました。興味のある方は受付けにお問い合わせ下さい。

ホームケア・アドバイス
水いぼ

《原因》
 水いぼはウィルスによって起こる皮膚の感染症です。いぼをつぶすと白色のかたまりが取れますが、この中には水いぼの原因となるウィルスがぎっしりつまっています。皮膚から直接うつる病気です。肌をくっつけて遊んだりしたときやプールなどでうつることが多いようです。

《症状》
 普通はかゆみはほとんどありませんが、炎症が起きるとかゆくなることもあります。アトピー性皮膚炎のようにかゆみが強い皮膚の病気がある子どもの場合は、水いぼをかきつぶすことがあり、いぼの数が非常に多くなってしまうこともあります。わきの下やおしり、ひじなどにできやすく、直径1ー3ミリくらいの球状で、表面は光沢があり、真ん中がわずかにへこんでいるのが特徴です。

《治療とホームケア》
 皮膚の傷ついた部分から発生することが多いので、湿疹やあせもなどのケアをきちんとしておくことが大切です。それでもできてしまったら、爪を切ってかかないように注意します。
 現在のところ特効薬はなく、数が少ないうちに見つけてピンセットで取ってしまうというのが一つの方法です。しかしこの方法はとても痛いことが難点です。ハトムギという草から作られた漢方薬を使ってみることもあります。
 プールを禁止すべきかどうかには議論がありますが、塩素濃度の保たれたプールではあまりうつらないと考えられています。当院ではできるだけ取らない方針で臨んでいますが、園からの要請でなど治療せざるをえないこともあります。そのような場合にはピンセットを使っているのが現状です。

ヨコピーのQ救箱

Q  なかなか治らないおねしょ! どうしたらいいの?

A  いつごろおねしょがなくなるかというのは、子どもによってまちまちなんだ。小学校に入ってから治ったということもめずらしくはないことなんだよ。子どもの体質や遺伝がある程度関係しているようで、家族の中に同じような体験を持っている人がいることもよくあるよ。また、ストレスがおねしょを治りにくくしている場合もあって、お母さんがおねしょの後始末に嫌気が差しているとそれが子どもに伝わってこどものストレスとなり、おねしょの長期化につながっていることもあるんだよ。おねしょの治療は、「焦らない」、「怒らない」、「起こさない」ことが大切といわれていて、これを信じて温かく様子を見守ってあげてね。生活上では、寝る前は飲み物を少なめにして、ストレスの少ない生活をこころがけてくださいね。小学校3年生頃になっても治らないとき、日中もトイレが近いようなときには一度受診してみる必要があります。

新スタッフ紹介

看護婦
露木 和美

 みなさん、こんにちは。4月から働かせていただいています露木和美です。今年の3月に看護短大を卒業したばかりのホヤホヤ看護婦です。
 開成町に住む3人兄妹の末っ子で、自分よりも年下の子ども達と触れ合う機会が多くなったのは従兄弟に子どもが産まれてからでした。それまでも子どもは大好きでしたが、同時に実習を通して子供を守る責任や子どもの無限大にある可能性に気付きました。そして、知り合いの方から横田先生のお話を聞き、温かい雰囲気の中で楽しく働きたいと強く想いお世話になることになりました。まだまだ未熟な点は多々あると思いますが、子ども達が少しでも笑顔でいて欲しいという想いは皆さんと同じだと思います。
 いろいろと不安はありますが、子どものことはもちろん、子どもの一番身近なご両親の想いも一つ一つ大切に考えて関わらせていただきたいと思っていますので気軽に声をかけて下さい。先生やスタッフの方々の指導を頂きながら日々努力し、早くみなさんのお力になれるよう頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

おねがい

受付けをする時、予約カードを機械に通したら、必ず診察券(月の始めには保険証や乳児医療証等も)を横のボックスに入れてくださいね。カードを通しただけだと来院されたことが確認できず、お名前を呼ぶのが遅くなってしまうことがあるのです。

おすすめの絵本(紹介:おはなしたんぽぽ)

ちいさなさかな(子どもがはじめてであう絵本第2集)

 ディック・ブルーナ文・絵 石井桃子訳 福音館書店 630円 

ブルーの水の色、緑色のさかなが目を引きます。とても単純化された美しい絵です。文章も簡潔で分かり易い、美しい日本語で書かれており、さかなの気持ちがストレートに伝わってきます。このお話は、ちいさなさかなのある日の出来事が書かれていますが、子ども達はこのさかなと一体となって悲しんだり、喜んだりしながら未知の世界を体験し、心から満足することでしょう。子ども達がぜひ最初に出会ってほしい本だと思います。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

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TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756