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小田原市の小児科クリニック、横田小児科医院です。

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こあら通信バックナンバー

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こあら通信 第36号 2001 Apr

目次

新しい旅立ちの季節に
ホームケア・アドバイス
ヨコピーのQ救箱
新スタッフ紹介
お知らせ

新しい旅立ちの季節に

 4月は入園、入学の季節です。先日ちょうど休診日だったので、学校医をしている小学校の卒業式に出席してきました。晴れ晴れとした卒業生と、温かく見送る在校生の姿にちょっと感動して、自分の小学校時代の卒業式を思い出しました。

 校長先生のお話しに「おもいやり」を大切にということが出てきました。最近、歴史作家の故・司馬遼太郎さんが小学校の国語の教科書のために書いた「二十一世紀に生きる君たちへ」という文章が、きれいな単行本になって出版されました。司馬さんはこの文章に大変なエネルギーをつぎ込んで書かれたということですが、この中には「自己を確立せよ」「自分には厳しく、相手にはやさしく」「いたわり」というキーワードが出てきます。また、「いたわり」や「やさしさ」は本能から出てくるのではなく、訓練をして身につけなくてはならないとも書かれています。

 校長先生が話された「おもいやり」は、この「いたわり」や「やさしさ」にほかならないと思いますが、司馬さんはこの訓練とは簡単なことだと以下のように書いています。「例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。」

 「おもいやり」については以前にもこあら通信で書きました。その時には、どうやって子どもに思いやりを育ててゆけばよいのかちょっと迷っていましたが、お母さんお父さんが「おもいやり」をもつこと、そしてそれを言葉や行動で子どもに示してゆくことが一番なのだと思いつきました。

 「いたわり」や「やさしさ」は、いつの時代にも大切なものだったのですが、最近ではそのことが忘れられかけているように感じます。だからこそ、司馬さんは「いたわり」や「やさしさ」が二十一世紀を支える原動力になると考えたのでしょう。新しい一歩を踏み出すこの季節に、このことをもう一度考えてみたいと思いました。

ホームケア・アドバイス
アデノウィルス感染症

《原因》
 アデノウィルスの中には40以上の型があり、のどの腫れ、目やに、目の充血以外にもいろいろな症状をひきおこします。たとえば、扁桃炎だけをおこしてくる型や結膜炎だけをおこしてくる型(流行性角結膜炎)、また、血尿と排尿時の痛みを訴える出血性膀胱炎をおこしたり、急性胃腸炎の原因となったりする型もあります。さらに、乳幼児の肺炎や気管支炎、いろいろな発疹症の原因となることもあり、じつに多彩な症状をもったウィルスなのです。

《症状》
 アデノウィルスによって引き起こされる病気で代表的なものにプール熱があります。
・この病気にかかると急に高い熱が出て、3~4日から長いと1週間も続きます。白眼を真っ赤に充血し、目やにがたくさん出て、また子どもによっては、腹痛や下痢を伴うこともあります。
・以前はプールの水を介して大流行することがあったためこの別名があります。

《治療とホームケア》
・発熱に対する解熱剤、目の充血に対する点眼薬などの対症療法が中心
・水分を十分に摂取し、安静と栄養補給を心がける
・夏場であれば、クーラーを使い、過ごしやすい室温にする
・目やにの中にはウィルスがいて目やにから感染することもあるので、タオルは別々にし兄弟同士の入浴はひかえる
・幼稚園、学校、プールは中止し、医師の許可があるまでは登園、登校は控えて家で安静にする

ヨコピーのQ救箱

Q  肛門のそばにおできができました。肛門膿瘍といわれたのですがどんな病気なのですか?

A  名前はいかめしいけれど、それほど珍しい病気ではないんだよ。下痢や便秘などで肛門が刺激されてできた傷に細菌が侵入して、肛門の周りに膿(うみ)のかたまりをつくるんだ。痔瘻(じろう)の前駆症状で1~3歳によくみられ、男の子だけにできるのが特徴なんだ。
 症状は肛門の腫れと排便時の痛みで、深い部分に膿瘍ができてしまうと痛みが強く発熱することもあるんだよ。自然に破れて膿が出てくることもあるよ。排便後は、お湯で洗い流して清潔にしてあげてね。
 普通、抗生物質の塗り薬と内服薬で細菌の感染をコントロ-ルして、便の回数が減って硬めになってくるのを待つんだ。くり返す場合は切開が必要なこともあるので、そのような場合は小児外科を紹介することもあるよ。

新スタッフ紹介

事務長
吉田 純夫

 2月1日から事務長として働くことになりました、吉田純夫です。1月まではエンジニアリング会社で技術系の仕事をしていました。海外で石油コンビナートにあるような製油所や工場を設計し建設するのが主な仕事で、アフリカ以外の大陸には何らかの形で足を踏み入れたことがあります。最近では、あの「ドーハの悲劇」で有名になった中近東のカタールに2年近く赴任して、らくだを見ながら暮らしていました。そのようなわけで、今までは医療関係とも、事務の仕事とも関係の無いことをしてきましたが、ふとしたきっかけで横田医院に来ることになりました。実は横田先生とは、義理の弟にあたり、中学・高校時代の同級生だったという関係にあります。先生の誘いに応じて、少しでも医院の運営に協力し、先生やスタッフの方のサポートができればと、思い切ってこの仕事につくことにしました。今までの経験を生かしIT化等も進め、21世紀のクリニックにふさわしい環境をつくっていきたいと思っています。近々、横田医院のホームページを開設する予定ですのでご期待ください。
 住まいは鎌倉で妻と高校1年生の娘とポメラニアンと暮らしています。横田医院までは片道約1時間半、家を6時半前に出ています。以前に比べて、早寝早起きの健康的な生活をするようになりました。横田医院をよりよいクリニックにすべく先生やスタッフ一同と努力していきますのでよろしくお願いします。

お知らせ

電話で薬を頼む場合や問い合わせのときにお名前と一緒に診察券の登録番号を言っていただくと大変助かります。お名前だけですと同姓同名の方がいる場合もあり、問い合わせ時なども、登録番号を一緒に言っていただければすぐにカルテが出せ、すぐに対応ができますので是非ご協力お願いいたします。

Yokota Children's Clinic医)横田小児科医院

〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
TEL 0465-34-0666
FAX 0465-35-0756